『食の極道−喋るも食うも命がけ』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

喋るも食うも命がけ 食の極道 (文春文庫)

喋るも食うも命がけ 食の極道 (文春文庫)

★『食の極道−喋るも食うも命がけ』(勝谷誠彦/文藝春秋/560円)【→amazon
テレビコメンテーター、コラムニスト、純文学作家とマルチな才能を発揮する著者だが、その真骨頂は紀行家。ガード下に焼き鳥を訪ね、鯖街道を巡り、うどんの都・讃岐を行脚し、ついにはうどん屋を開業してしまう―日本各地の旨いものを食べ、旨い酒を飲み、素晴らしい人びととの交友と紀行を綴った垂涎のオリジナル文庫。
 
シンメトリーな男 (文春文庫)

シンメトリーな男 (文春文庫)

★『シンメトリーな男』(竹内久美子/文藝春秋/610円)【→amazon
モテる男とモテない男―その差はやっぱり「外見」にあった!手や足など左右で一対になっているものは、本来は対称なはず。しかし、遺伝的・環境的にストレスを受けると、左右にズレが生じる。ズレの少ない男が、すなわち競争に強く、優秀な遺伝子の保持者。女が好きな男、それは「シンメトリーな男」なのだ。
 
数学の20世紀―解決された30の難問

数学の20世紀―解決された30の難問

★『数学の20世紀−解決された30の難問』(ピエルジォルジョ・オディフレッディ/青土社/2310円)【→amazon
月面着陸など科学の飛躍的進歩の20世紀に、数学はどのような役割を担ってきたのだろうか。膨大な新発見と証明とで、興奮のドラマの絶えなかった、この100年の数学界。純粋数字はもちろん、コンピュータ科学から、理論物理学、生物学そして経済活動などの応用数学まで、解決された30の難問を中心に、20世紀数学の美しい銀河系を展望する。
 ★『世界でいちばん“おいしい”仕事−「セコムの食」突撃バイヤーの美味開拓記』【→amazon
看護師経験を生かしてセコム医療部門で働いていた著者は突然、「食の安全」を届ける通販を立ち上げる新規部門に異動。たった一人のバイヤーとして生産者に交渉して商品を決め、宣伝を行うことになった。それから10年、彼女が出会った生産者は1500人以上!今ではこれが「天職」と言い切る彼女の汗と涙のバイヤー奮戦記。
 
創造への飛躍 (講談社学術文庫)

創造への飛躍 (講談社学術文庫)

★『創造への飛躍』(湯川秀樹/講談社/1523円)【→amazon
量子論と相対論に代表される二十世紀物理学は物質観を変え技術文明を一変させる一方、人類と地球の危機をも招来した。科学と平和とは。人間の創造性の本質とは。そして素粒子論の行方は―。日本人初のノーベル賞受賞者が自らの人生に真摯に向き合った思索の飛跡。小松左京氏との対話に加え、「この地球に生れあわせて」も収録。