『ウェブを炎上させるイタい人たち−面妖なネット原理主義者の「いなし方」』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

★『ウェブを炎上させるイタい人たち−面妖なネット原理主義者の「いなし方」』(中川淳一郎/宝島社/700円)【→amazon
ネット漬けのバカと暇人に絡まれたらどうする?『ウェブはバカと暇人のもの』著者最新刊、ウェブ世界を荒らす「困った住人」たちの生態と対処法。
 
オリンピック・シティ 東京1940・1964 (河出ブックス)

オリンピック・シティ 東京1940・1964 (河出ブックス)

★『オリンピック・シティ東京−1940・1964』(片木篤/河出書房新社/1470円)【→amazon
返上と実施。二つのオリンピックで都市・東京はいかに変容したのか?! 第12回(1940)・第18回(1964)オリンピック東京大会を、都市・建築の視点から読み解く画期的な論考。
 
日本建築史序説

日本建築史序説

★『日本建築史序説 増補第3版』(太田博太郎/彰国社/2940円)【→amazon
1 日本建築の特質 2 日本建築史序説 3 日本建築史の文献 4 続 日本建築史の文献
 
豚インフルエンザ事件と政策決断―1976起きなかった大流行

豚インフルエンザ事件と政策決断―1976起きなかった大流行

★『豚インフルエンザ事件と政策決断−1976起きなかった大流行』(リチャード・E.ニュースタット&ハーヴェイ・V.ファインバーグ/時事通信出版局/3990円)【→amazon
1976年、合衆国政府は、豚インフルエンザと呼ばれる新型インフルエンザの世界的大流行(パンデミック)の脅威から国民を守るために、全国民を対象とする前代末聞の大規模ワクチン接種事業に着手した。接種を受けた者、10週間で4,000万人超。その点では、まずは成功だった。だが半面、論議の沸騰、計画からの遅れ、行政上のトラブル、法的紛糾、予想外の副反応の出現といった出来事が相次いだこともあり、これには、公衆衛生当局に対する国民の信頼を急速に失墜させてしまったとの評価もある。そして何より予想していた脅威は、やって来なかった。本書は、当代きっての2人のハーバードの学者によって著された、公的政策の意思決定における、明瞭で具体的な教訓に満ちた、行政や政治にかかわる人たちやこれからその道に進もうとする人たちにとって絶好の事例研究の書である。
 
マルセイユのユニテ・ダビタシオン (ちくま学芸文庫)

マルセイユのユニテ・ダビタシオン (ちくま学芸文庫)

★『マルセイユのユニテ・ダビタシオン』(ル・コルビュジエ/筑摩書房/1050円)【→amazon
20世紀最大の建築家ル・コルビュジエは、フランスのマルセイユに「ユニテ・ダビタシオン(住居単位)」という名の巨大集合住宅を設計した。本書は、ル・コルビュジエが、最も重要なこの自作について、基本理念とプランを解説したものである。長らく原書でも読めなかった幻の著作に、詳細な解説を付した、文庫オリジナルの新訳。図版多数。