『哲学』ほか
今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
- 作者: アンドレコント=スポンヴィル,Andr´e Comte‐sponville,小須田健,照屋裕美子,コリーヌカンタン
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2010/02/01
- メディア: 新書
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フランスで人気の哲学者、コント=スポンヴィルならではの知見がちりばめられた入門書。哲学とは何か、長い歴史を通じてどのように展開してきたか、を述べるとともに、六つのテーマに即した思考の具体例を紹介する。哲学の魅力をわかりやすく語った好著。
- 作者: ジャックデリダ,Jacques Derrida,高橋允昭,藤本一勇
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 2007/02/01
- メディア: 単行本
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デリダの脱構築の基本思想が明らかにされる重要なテキスト。序説とも言える「タンパン(鼓膜)」、エクリチュールの問題から脱構築を説明した「差延」、ヘーゲルやハイデガーの時間概念を論じた「ウーシアとグランメー」、ヘーゲルの記号論に関する「竪坑とピラミッド」、ルソーの言語論についての「ジュネーヴの言語学サークル」などを収め、厳密かつ生成的な「脱構築」の必要性を説く。
- 作者: ジャックデリダ,Jacques Derrida,藤本一勇
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 2008/02/01
- メディア: 単行本
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“差延”や“脱構築”の基本概念が明らかにされるデリダ1970年代の重要なテキストの完訳。フッサールを論じた「形式と“言わんとする作用”」、バンヴェニストの言語学「繋辞の代補」、リクールとの論争を招いた「白い神話」、ヴァレリー論になる「痛み、源泉」、オースティンの言語行為論をめぐって“デリダ=サール論争”を巻き起こした「署名・出来事・コンテクスト」の5論考を収める。
- 作者: ライダーデュー,Reidar Due,中山元
- 出版社/メーカー: 新曜社
- 発売日: 2009/05/22
- メディア: 単行本
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もっと遠くまで行くための“哲学”。多くの誤解にさらされながら死後十年以上たっても人気の衰えないドゥルーズ。思想的変容にもかかわらず彼が一貫して追求したものを探りあて、哲学史のなかに的確に位置づけることで、その魅力を解き明かした、恰好のドゥルーズ再入門。
- 作者: 和田万吉
- 出版社/メーカー: 慧文社
- 発売日: 2008/08/18
- メディア: 単行本
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古代瓦片文書やパピルスの時代より、名実ともに世界一となった20世紀米国図書館の状況分析まで。「図書館と書籍」の悠久の歴史を国別、時代別に詳述。わが国の図書館学・書誌学研究に大きな足跡を遺した和田万吉博士の不朽の名著が今ここによみがえる。
- 作者: シモーヌ・ヴェイユ,冨原眞弓
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/02/17
- メディア: 文庫
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根をもつこと、それは魂のもっとも切実な欲求であり、もっとも無視されてきた欲求である。職業・言語・郷土など複数の根をもつことを人間は必要とする―数世紀にわたる社会的絆の破砕のプロセスを異色の文明観歴史観で辿り、ドイツ占領下の祖国再建のために起草した私的憲法案。亡命先で34歳の生涯を閉じたヴェイユ渾身の遺著。
- 作者: シモーヌ・ヴェイユ,冨原眞弓
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/08/20
- メディア: 文庫
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敗戦で根こぎとなったフランス、ヴェイユはそこに歴史の失敗と世界の変革の可能性を見た。不幸のどん底にある今こそ、国をかたどる真の霊感を鍛えるとき。一切の力の崇拝を拒み、美と正義と真理が一致する唯一無二の善を選ばねばならない。まったき従順のうちに世界は燦然と輝く――〈弱さの聖性〉という逆説に立脚する世界の構想。(全二冊完結)