『バングラデシュの歴史−二千年の歩みと明日への模索』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

バングラデシュの歴史 (世界歴史叢書)

バングラデシュの歴史 (世界歴史叢書)

★『バングラデシュの歴史−二千年の歩みと明日への模索』(堀口松城/明石書店/6825円)【→amazon
現在、世界有数の親日国、バングラデシュを、東ベンガル地域の歴史という視点から仏教が支配した紀元前5世紀より物語る。イスラム国でありながら日本人との親近性を肌で感じ、愛情を持ってこの地の来し方・歩みを丹念に記述している、初の通史。
 ★『街中のギモンin NY(ニューヨーク)−ニューヨーカーが日本文化を進化させる理由』(佐々木香奈/講談社/680円)【→amazon
アメリカ文化・経済の中心であるNY。今この地では、日本文化がどんどん独り歩きしている。「走るスシが市の公式グッズに!」「日本料理と南米料理が合体!」「スペイン人からフランス人にまで花笠踊りが大流行!」などなど、その勢いは留まるところを知らない。在米22年の著者でも呆れ、怒り、感心させられた“事件”の数々。その「目の余る」「目を見張る」出来事をすべて書き尽くす。これさえ読めばあなたもNY通。
 
ローマ帝国論 (歴史文化セレクション)

ローマ帝国論 (歴史文化セレクション)

★『ローマ帝国論』(弓削達/吉川弘文館/3150円)【→amazon
ローマは一日にして成らず。小都市ローマがなぜ世界の中心になったのか。
 
概説 日本政治思想史

概説 日本政治思想史

★『概説日本政治思想史』(西田毅・編/ミネルヴァ書房/3360円)【→amazon
現代日本の叡智と構想力。横井小楠から丸山眞男まで、ナショナリズムと近代化をめぐって日本ではいかなる思想的格闘を展開したのか。幕末維新から55年体制崩壊に至る激動の150年間に繰り広げられた、多彩な政治・思想状況を解明する通史。
 
カール・マルクスの弁明―社会主義の新しい可能性のために

カール・マルクスの弁明―社会主義の新しい可能性のために

★『カール・マルクスの弁明−社会主義の新しい可能性のために』(聽濤弘/大月書店/1680円)【→amazon
資本主義の限界を解き明かす―入門的マルクス再読。そもそもマルクスは資本主義をどう分析し、その理論的帰結としての社会主義とは何だったのか。そして、20世紀の社会主義やいま社会主義をめざす国々は、マルクスの視点からはどう見えるのか。原点に立ち返って、過去・現在・未来を解き明かす。