『明治東京歳時記 新装版』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

明治東京歳時記

明治東京歳時記

★『明治東京歳時記 新装版』(槌田満文・編/青蛙房/3990円)【→amazon
山本松谷など明治報道画家の絵を文学作品や記事に照らし合わせまのあたりに見る明治東京を再現。
 
夜食の文化誌 (青弓社ライブラリー)

夜食の文化誌 (青弓社ライブラリー)

★『夜食の文化誌』(西村大志・編/青弓社/1680円)【→amazon
ラーメン、おにぎり、焼きそば、うどん、スナック菓子…。受験勉強や夜型生活になくてはならない夜食は、いまや巨大な市場を形成するほど人々に受け入れられている。人の心を和ますとされたり太る原因にされたりとさまざまに語られる夜食は、どのようにして日本に普及してきて、一つの文化として成熟したのか。文化的・歴史的な過程を丹念にたどりながら、落語の演目から都市の下層階層の問題を読み解き、屋台やラーメンの普及、若者文化や地方と夜食とのかかわりに戦前期の都市化のありようや食文化イメージの転換を見定めて、夜食と日本人との関係に鋭く斬り込む。食欲と知識欲をそそる文化史/文化誌。
 
妖怪を科学する!(ナレッジエンタ読本21)

妖怪を科学する!(ナレッジエンタ読本21)

★『妖怪を科学する!』(武村政春/メディアファクトリー/945円)【→amazon
「カッパはカメか、人間か?」「口のないのっぺらぼうはどうやって食事する?」「化け草履のように無生物は生命をもち得るか?」など妖怪への素朴な疑問を生物学で解き明かす。妖怪をこよなく愛する分子生物学者が、空想と現実の境界を飛び越えて「異形の生物」を徹底考察。知的な面白さに満ちた「空想生物学」の世界へようこそ。
 
老人の歴史

老人の歴史

★『老人の歴史』(パット・セイン・編/東洋書林/5040円)【→amazon
年老いた人々はどのように見られ、扱われ、生きてきたのだろうか。ヨーロッパを中心に、絵画や彫刻、文学、演劇、民衆生活の諸資料など、豊富な題材の検討を通し、老年期の多様な姿を浮かび上がらせる。図版230点以上を収載。
 
雨の科学―雲をつかむ話 (気象ブックス)

雨の科学―雲をつかむ話 (気象ブックス)

★『雨の科学−雲をつかむ話』(武田喬男/成山堂書店/1680円)【→amazon
気象の身近な関心事「雨と雲」の入門書。雨粒から地球規模までさまざまな空間スケールで雨をとらえ、地球の自然環境に大切な現象の仕組みを学ぶ。