『広告の誕生−近代メディア文化の歴史社会学』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
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広告の誕生―近代メディア文化の歴史社会学 (岩波現代文庫)

広告の誕生―近代メディア文化の歴史社会学 (岩波現代文庫)

★『広告の誕生−近代メディア文化の歴史社会学』(北田暁大/岩波書店/1050円)【→amazon
近代日本のメディア・消費文化にとって、広告が果たした役割とは何か。広告とは、いかに「意味の媒体」であり続けたのか。存在としての緩さ、過剰な言説との不均衡を解明しつつ、一九二〇年代から現代に至る時代空間の中で、広告の変容を考察する。俊英による刺激的な力作論考。
 
ビジュアル版 地図の歴史

ビジュアル版 地図の歴史

★『地図の歴史−ビジュアル版』(ヴィンセント・ヴァーガ&アメリカ議会図書館/太 東洋書林/7875円)【→amazon
世界最古のバビロニアの地図からヒトゲノムの解析データ図まで、200点を超える豪華希少な地図の数々を収録!地図文化の本質に迫る。
 
中世を道から読む (講談社現代新書)

中世を道から読む (講談社現代新書)

★『中世を道から読む』(齋藤慎一/講談社/777円)【→amazon
道を制するものこそが、戦国の勝者となった戦国武将の最大の敵、それは自然現象と道路事情だった。積雪、河川の増水……。兵を動員するにもすべては道を押さえねばならない。知られざる中世の実体を探る。
 
中世の商業革命―ヨーロッパ950‐1350 (りぶらりあ選書)

中世の商業革命―ヨーロッパ950‐1350 (りぶらりあ選書)

★『中世の商業革命−ヨーロッパ950−1350』(ロバート・S.ロペス/法政大学出版局/3045円)【→amazon
十世紀中葉から十四世紀中葉にかけての時期を「商業革命期」と位置づける独自の見解を提唱し、中世ヨーロッパ経済の重要な転換点として商業の主導的役割を鋭利に分析した古典。壁に囲まれた都市とその周辺に広がる農村に焦点を当て、商人および職人の隆盛と農業依存社会からの脱却を体験した経済激変の歴史を簡明に跡づけ、中世の「うねり」と躍動を生き生きと描き出す。本書は歴史学者による経済史の教科書としてヨーロッパ各地で広く愛読されている。
 
日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率 (講談社+α新書)

日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率 (講談社+α新書)

★『日本は世界5位の農業大国−大嘘だらけの食料自給率』(浅川芳裕/講談社/880円)【→amazon
食糧危機と農業弱者論は農水省によるでっち上げ!年生産額8兆円はアメリカに次ぐ先進国第2位!生産高―ネギ1位、キャベツ5位、コメ10位!7%の超優良農家が全農産物の60%を産出。