『ヒューマニズムの芸術−初期イタリア・ルネサンスの巨匠たち−新装復刊』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

ヒューマニズムの芸術

ヒューマニズムの芸術

★『ヒューマニズムの芸術−初期イタリア・ルネサンスの巨匠たち−新装復刊』(ケネス・クラーク/白水社/5985円)【→amazon
ドナテルロ、ウッチェルロ、アルベルティ、マンテーニャ、ボッティチェルリの5人の巨匠のそれぞれの輝かしい独創性を、ルネサンス文化全体に及ぼした驚くべき貢献を、そして現代の芸術運動にあたえた大きな影響を明快に描き出す。示唆に富む初期ルネサンス芸術論。
 
ビル・エヴァンスについてのいくつかの事柄

ビル・エヴァンスについてのいくつかの事柄

★『ビル・エヴァンスについてのいくつかの事柄』(中山康樹/河出書房新社/1680円)【→amazon
ビルの音楽とスタイルはジャズだけでなく、すべてのプレイヤーにとっての指標となった。リリシズム、崇高、繊細など、数々の言葉が冠されるジャズ・ピアニストの真実を探り、もうひとつのエヴァンス像を描き出す。
 
フランス音楽史

フランス音楽史

★『フランス音楽史』(ノルベ−ル・デュフルク/白水社/3990円)【→amazon
「フランスとは何か」、その定義から始まって、いまだフランス国家というものが成立していなかった中世から21世紀まで、ダイナミックに変貌する音楽史を一望する。類書のない書き下ろしの労作。音楽を通して、変わるフランス、変わらざるフランスが明らかに。
 
マイルスvsコルトレーン (文春新書)

マイルスvsコルトレーン (文春新書)

★『マイルスvsコルトレーン』(中山康樹/文藝春秋/914円)【→amazon
二人なくして、現代ジャズなし―。同じ年に生まれ、同じバンドで競いあった両雄の出会いと別れ、交錯する生涯。巨星の軌跡と光芒を克明に追う待望の力作評伝。不世出の革命児は、こうして創られた。
 
名画鑑賞事典 美の系譜―天才画家同士の知られざる関係が解き明かされる…

名画鑑賞事典 美の系譜―天才画家同士の知られざる関係が解き明かされる…

★『名画鑑賞事典美の系譜−天才画家同士の知られざる関係が解き明かされる…』(デヴィッド・ギャリフ/ゆまに書房/5040円)【→amazon
本書は、これまでの美術史本とは違い、西洋絵画史上、とりわけ重要な画家50人を取りあげ、互いがどのような影響を及ぼし合ったのか、豊富な名画、図版と共に解明していく。天才画家たちの相互影響が一目でわかる「系譜」が明示され、これを見れば、一画家、一時代が、はるか後の世代の芸術家にも深い影響を及ぼしていることが、一目瞭然である。275枚もの名画や図版と共に、本書で分析される美術史上の項目は、膨大な数にのぼる。