『ライブハウス文化論』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

ライブハウス文化論 (青弓社ライブラリー 53)

ライブハウス文化論 (青弓社ライブラリー 53)

★『ライブハウス文化論』(宮入恭平/青弓社/1680円)【→amazon
夢追う若者から団塊世代までが集い、音楽でのしあがり、音楽を楽しみ、音楽を介して人と出会うための場であるライブハウス。ロック喫茶・ジャズ喫茶を出自とし、「政治の季節」にカウンター・カルチャーを支える一方で、1980年代を転換期として高度に商業化・システム化していくライブハウスの歴史を浮き彫りにする。そのうえで、ミュージシャンに課せられるノルマやチャージ制度の実情、プロフェッショナルとアマチュア、インディーズの差異などをレポートし、アメリカのミュージック・クラブやカラオケとも比較して独自の文化形態を明らかにする。戦後日本の「生演奏の空間」を担ってきたライブハウスの魅力に迫り、そのゆくえを探る音楽文化論。
 ★『ロミー−映画に愛された女−女優ロミー・シュナイダーの生涯』(佐々木秀一/国書刊行会/3150円)【→amazon
生誕70年を迎え伝記映画の製作が進行するなど、未だ人気が衰えないヨーロッパを代表する映画女優の書き下ろし決定的評伝。独仏の資料を博捜し、既存の伝記を越えるスケールでその美しくも謎と悲劇に満ちた生涯に迫る。
 
知の現場

知の現場

★『知の現場』(久恒啓一・監修/東洋経済新報社/1680円)【→amazon
仕事の進め方、情報の接し方、テーマの選び方…21名の賢者が語る「知的生産・私の流儀」。
 ★『新・井沢式日本史集中講座 「鎌倉新仏教」編』(井沢元彦/徳間書店/1575円)【→amazon
「鎌倉新仏教」から「本来の仏教」を引くと日本文化の特異性がはっきりとわかるのです!日本人の心のエッセンスとしての宗教から読み解く超エキサイティングな日本史、開講です。
 
1989 世界を変えた年

1989 世界を変えた年

★『1989世界を変えた年』(マイケル・マイヤー/作品社/2730円)【→amazon
ベルリンの壁”崩壊その瞬間、21世紀が始まった―“東欧革命”の人間ドラマと舞台裏を政権/民衆側双方の当事者へのインタヴューをもとに息もつかせぬほど生々しく描ききるとともに、米国が創り上げた「神話」を打ち破る。