『日本の近現代史をどう見るか』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

日本の近現代史をどう見るか〈シリーズ 日本近現代史 10〉 (岩波新書)

日本の近現代史をどう見るか〈シリーズ 日本近現代史 10〉 (岩波新書)

★『日本の近現代史をどう見るか』(岩波新書編集部・編/岩波書店/840円)【→amazon
近代の幕開けから一五〇年余、日本は何を求め、どのような歩みを進めてきたのだろうか。そしてこれからどこへ行こうとしているのか。通史を描いた執筆者九名が、各時代の日本を理解するうえで欠かせない根本的な問いを掲げ、それに答えながら、総まとめをするシリーズ最終巻。各章ごとに推薦書を紹介。日本近現代史への導入としても最適。
 
ウズベキスタン滞在記―シルクロードの中継点

ウズベキスタン滞在記―シルクロードの中継点

★『ウズベキスタン滞在記 シルクロードの中継点』(矢嶋和江/早稲田出版/1260円)【→amazon
壮大なイスラム建築、天をつくミナレット、ブルータイルで装飾されたドーム、砂色の街並み…。月の砂漠を行き交うキャラバン・サライの、幻想的な光景が目に浮かぶ浪漫あふれる国。旧ソ連より独立して18年、他中央アジア諸国の急速な自由主義社会への転換とは一線を画し、独自の発展を目指すウズベキスタンという国の政治・経済・宗教・生活・文化、そして人びと…。
 
奇界遺産

奇界遺産

★『奇界遺産』(佐藤健寿・編/エクスナレッジ/3990円)【→amazon
「奇妙な想像力」がつくりあげたこの「奇妙な世界」。奇界、そこは狂気が正気と呼ばれるところ。
 
西域のカザフ族を訪ねて

西域のカザフ族を訪ねて

★『西域のカザフ族を訪ねて』(加藤公夫/連合出版/1890円)【→amazon
第1章 ジュンガル盆地を北から西へ 第2章 ジュンガル盆地を東から北へ 第3章 ジュンガル盆地の南側を行く
 
地球温暖化と昆虫

地球温暖化と昆虫

★『地球温暖化と昆虫』(桐谷圭治・編/全国農村教育協会/4725円)【→amazon
われわれの身近にいる昆虫は、変温動物で世代期間が短く、生活様式が多様で、わずかな温度変化にも敏感に反応します。したがって、地球温暖化のような複雑なシステムの変化の動向をいち早く察知する生物指標として適しています。本書はまず、温暖化の現状を紹介した上で、チョウやカメムシセミ、虫えいを形成するタマバエ、南方からのさまざまな侵入害虫、マラリアを媒介する蚊などを取り上げ、多様な昆虫類が温暖化にどのような影響を受けているのかを、わかりやすく解説します。昆虫研究者・農林業関係の研究者のみならず、昆虫や植物の愛好家や温暖化に関心をお持ちの多くの方々にとって、有用で興味深い情報が満載されています。