『精神分析講義−精神分析と人文諸科学について』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

精神分析講義――精神分析と人文諸科学について

精神分析講義――精神分析と人文諸科学について

★『精神分析講義−精神分析と人文諸科学について』(ルイ・アルチュセール/作品社/2730円)【→amazon
現代思想」誕生の息吹を伝える幻の講義録(1963‐64年)本邦初訳。当時学生だったフーコーブルデューデリダドゥルーズを聞き手とし、精神分析を哲学の「問題」として問い、“思想”にまで昇華した記念碑的業績。
 
古本探究 2

古本探究 2

★『古本探究 2』(小田光雄/論創社/2625円)【→amazon
「出版者としての国木田独歩」「同じく出版者としての中里介山」「森脇文庫という出版社」「川端康成の『雪国』へ」など、26の物語に託して、日本近代出版史の隠された世界に迫る。
 
古本探究〈3〉

古本探究〈3〉

★『古本探究 3』(小田光雄/論創社/2940円)【→amazon
独学者・日置昌一の『話の大事典』に端を発し、出版経営、近代文学、翻訳小説、民俗学、英国心霊研究協会、大本教柳田国男の郷土会から社会学へと連鎖する、戦前の“知”を横断する!連鎖する22の物語。
 
赫奕たる反骨 吉田茂

赫奕たる反骨 吉田茂

★『赫奕たる反骨吉田茂』(工藤美代子/日本経済新聞出版社/1995円)【→amazon
ワンマン、貴族趣味、人を食ったような言動と態度…自らの信念を貫き、時に政権とも米中とも真っ向対峙し、戦後日本の骨格を作った名宰相の生涯。対等な外交関係を築く政治家の資質とは?―。
 
境界の社会史―国家が所有を宣言するとき (地域研究叢書 17)

境界の社会史―国家が所有を宣言するとき (地域研究叢書 17)

★『境界の社会史−国家が所有を宣言するとき』(石川登/京都大学学術出版会/4725円))【→amazon
英国人青年による「領有」を契機に「国家」化されていく熱帯の社会史。詳細な民族誌と深く洗練された理論的洞察(E・タグリアコッゾ)として絶賛。