『黒船前夜−ロシア・アイヌ・日本の三国志』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

黒船前夜 ~ロシア・アイヌ・日本の三国志

黒船前夜 ~ロシア・アイヌ・日本の三国志

★『黒船前夜−ロシア・アイヌ・日本の三国志』(渡辺京二/洋泉社/3045円)【→amazon
ロシア・アイヌ・日本の三者の関係をとおして、北方におけるセカンド・コンタクトの開始を世界史的視点で捉える。―異文化との接触で生じる食い違いなどエピソードに満ちたこれこそ人間の歴史!渡辺史学の達成点を示す待望の書、遂に刊行。
 
スイス独立史研究 (MINERVA西洋史ライブラリー)

スイス独立史研究 (MINERVA西洋史ライブラリー)

★『スイス独立史研究』(瀬原義生/ミネルヴァ書房/6300円)【→amazon
EUには加盟せず、16世紀以来永世中立を守り続けるスイス。そして国際的諸機関の本部が置かれ、もっとも安全な国として信頼が寄せられている国でもある。本書は、このスイス独自の国家・社会体制の原型ができあがる過程を、ハプスブルク家の起源からスイス庸兵制の開花、宗教改革の展開までを詳細にたどりながら追究する。
 
戦国武将逸話集―訳注『常山紀談』巻一‐七

戦国武将逸話集―訳注『常山紀談』巻一‐七

★『戦国武将逸話集−訳注『常山紀談』巻一〜七−』(湯浅常山/勉誠出版/1890円)【→amazon
命を賭して戦った武士たちの真に迫る言葉の数々。名だたる武将の逸話約七〇〇を収録した『常山紀談』を読みやすい現代語にし、注を付した。小説や映画、大河ドラマで描かれ、よく知られた戦国ドラマやエピソード満載。
 ★『淀川長治−私の映画遺言』(淀川長治/日本図書センター/1890円)【→amazon
さまざまな分野で活躍した人物の自伝や評伝を集めるシリーズ。176は淀川長治。トーキーを耳で聞いた最初のころ、活動写真が町に流れ出したころなど、映画の思い出を自らの歩みとともに振り返る。〔「私の映画遺言」(中央公論社 1993年刊)の改題〕
 
わが近代日本人物誌

わが近代日本人物誌

★『わが近代日本人物誌』(松尾尊兌/岩波書店/3045円)【→amazon
大正デモクラシー研究で、日本近代史研究に大きな足跡をのこしてきた著者は、人物論においても数多くの優れた論稿を世に問うてきた。本書はこれまで書物に未収録のものの中から、自選した人物論集。安部磯雄堺利彦ら明治の社会主義者から、吉野作造・佐々木惣一らの大正デモクラット、戦後の昭和天皇まで15篇を収録。