『浅草の唄−愛しき街の人びと』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

浅草の唄 愛しき街の人びと

浅草の唄 愛しき街の人びと

★『浅草の唄−愛しき街の人びと』(鈴木としお/東京新聞出版局/1500円)【→amazon
渥美清関敬六谷幹一海老名香葉子古今亭志ん朝村上元三小島貞二島田正吾辰巳柳太郎市川右太衛門、大友柳太朗……。東京・浅草に生まれ育ったこの街の“生き字引”が出会った愛しき人びと。昭和という時代を彩ったあの人たちは、みな浅草という輝かしい舞台を通り抜けていた。浅草文化研究家である著者が、その思いを尽くしてつづった我が街の応援歌。戦後文化の原点、浅草の懐かしき情景と人びとが今よみがえる。
 
オックスフォード ヨーロッパ近代史

オックスフォード ヨーロッパ近代史

★『オックスフォードヨーロッパ近代史』(T.C.W.ブランニング・編著/ミネルヴァ書房/4200円)【→amazon
近代ヨーロッパを19世紀と20世紀に大別して、政治・経済・軍事・社会・文化のそれぞれにひとつの章をあて、テーマ別に近代ヨーロッパの歴史をとらえる絶好の概説書。
 
近代ヨーロッパの誕生 オランダからイギリスへ (講談社選書メチエ)

近代ヨーロッパの誕生 オランダからイギリスへ (講談社選書メチエ)

★『近代ヨーロッパの誕生−オランダからイギリスへ』(玉木俊明/著 講談社/1575円)【→amazon
「近代」は、なぜオランダで生まれたのか?「近代」は16世紀オランダに始まった。近代ヨーロッパ勃興の過程を、北のバルト海世界に注目して解明し、あわせてイギリスへのヘゲモニー交替のプロセスを描く。
 ★『グレートジャーニー人類5万キロの旅 2 灼熱の赤道直下から白夜のアラスカへ』(関野吉晴/角川書店/660円)【→amazon
人類が歩んだ5万キロの旅を巡る「グレートジャーニー」の第2弾。インカ帝国のクスコを出発し、アンデス山脈を自転車で縦断。中米を抜け、北米先住民族のナバホ居留地を抜け、アメリカからカナダを自転車で進む。
 
源氏将軍神話の誕生―襲う義経、奪う頼朝 (NHKブックス)

源氏将軍神話の誕生―襲う義経、奪う頼朝 (NHKブックス)

★『源氏将軍神話の誕生−襲う義経、奪う頼朝』(清水眞澄/日本放送出版協会/1019円)【→amazon
平家物語』『義経記』『御伽草子』等で語られてきた義経と頼朝の伝承と史実の世界。八幡信仰の読み替えを核に据えることにより、源氏将軍の権威を確立しようとした頼朝。治承・寿永の内乱の中で、私戦を公戦に作り替えるために謀反人に堕とされて、やがて魔王となった義経。二人の交差に、勝者の物語としての源氏将軍神話の誕生と生成を読み取る、気鋭の清新な論考。