『乙女モダン図案帖』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

乙女モダン図案帖―大正昭和の紙もの・布のかわいいデザイン

乙女モダン図案帖―大正昭和の紙もの・布のかわいいデザイン

★『乙女モダン図案帖』(夜長堂/ピエ・ブックス/2100円)【→amazon
飄々とした魅力をはなつ昭和30年代頃の千代紙、独特の図柄と色のリズムが踊る1960〜70年代頃のパターン、大胆かつ奇抜で粋なセンスがつまった大正時代の羽織の裏地…。大正昭和のかわいいデザインを紹介します。
 
柳宗悦を支えて―声楽と民藝の母・柳兼子の生涯

柳宗悦を支えて―声楽と民藝の母・柳兼子の生涯

★『柳宗悦を支えて−声楽と民藝の母・柳兼子の生涯−』(小池静子/現代書館/1890円)【→amazon
“民藝”を生みだした白樺派柳宗悦。彼と民藝運動を支えたのは、一人の女性の歌声だった。
 
妖艶粋美──甦る天才絵師・鰭崎英朋の世界

妖艶粋美──甦る天才絵師・鰭崎英朋の世界

★『妖艶粋美−甦る天才絵師・鰭崎英朋の世界−』(松本品子・編/国書刊行会/2940円)【→amazon
泉鏡花の著作を飾り、鏑木清方美人画の双璧と謳われた天才絵師―匂い立つまぼろしの優品、ここに甦る。
 
アガンベン入門

アガンベン入門

★『アガンベン入門』(エファ・ゴイレン/岩波書店/3570円)【→amazon
ベンヤミンアーレントフーコーらの思索をさらに突き詰め、古代から現代まで通底する主権権力のありようを暴き出したアガンベン(1942‐)の政治哲学は、強烈なアクチュアリティをもってわれわれに迫ってくる。ローマ古法にみられる神の法からも世俗の法からも排除された存在「ホモ・サケル」をキー概念に、彼はいかなる新たな思考の可能性を切り拓いたのか。いまもっとも注目される現代イタリアの思想家の知的営みの全貌を、方法論的特質、初期から現在にいたる思索の道筋、思想史的位置づけまで含めて包括的に解説する。
 
日本の伝統とは何か

日本の伝統とは何か

★『日本の伝統とは何か』(梅原猛/ミネルヴァ書房/1890円)【→amazon
山川草木に祈りを捧げ、聖徳太子親鸞に日本の思想の原点を見る。日本の心とは何か、伝統とは何か。その中に梅原が長年、探し求めてきた新しい哲学創造の可能性をみる。