金明秀(han_org)さんを除く在日コリアンのかたに、真摯にお伺いします(2002年以降に閉鎖に追い込まれた在日サイトについて)

 これは以下の日記の続きです。
金明秀(han_org)さんにいくつかお伺いしたいことがあります(閉鎖に追い込まれた在日サイトその他)
 
 ぼくの日記のコメント欄で、朝日新聞の記事に関する情報をいただきました。元記事確認していないんで、とりあえず「確認が容易な伝聞情報」ですが(コメント欄)。→http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20101213/han#c
 記事の引用テキストが正しいものとするなら、「2003年初頭に朝日新聞で特集が組まれたことはすでに述べている」という事実は未だ確認できませんです。そもそも朝日新聞の「2003年5月」の記事。5月って初頭? 取材を受けて記事になるまでに時間がかかった?
 「特集」も、朝日新聞の考える「愛国」全般。それとは別に「特集が組まれた」という事実がある?
 とりあえず、2ちゃんねるのログ置場だけど、朝日新聞の特集「「愛国」の陰で」テキストは以下のところで読めるです。連載5回? 情報源が曖昧だけど…。
朝日新聞】社会面特集 「愛国」の陰で【あがく】
 在日のかたのサイトに関して言及しているテキストは、「第3回」だけ?

逆風 「愛国」の陰で:3(「みる・きく・はなす」はいま)
 
 日朝会談後、HPに中傷
 
 二つの国旗が、世界王者のリングシューズから消えた。
 大阪城ホールで昨年12月20日にあった世界ボクシング評議会(WBC)スーパーフライ級王者、徳山昌守さん(28)の6度目の防衛戦。
 世界王座への挑戦の時も5度の防衛戦でも、北朝鮮の国旗と日の丸をあしらってきた。「どちらも自分の祖国」との思いを込めた。
 だがこの時は、バッシングが激化するのを避けたかった。
 
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 本名は洪昌守(ホンチャンス)。在日朝鮮人3世だ。世界王座挑戦は00年8月。その2カ月前、韓国と北朝鮮の初の首脳会談が実現した。
 在日朝鮮人であることを公表したボクサーとして初めて世界の頂点に立った。リングで「チョソヌンハナダ(朝鮮は一つ)」と声を張り上げた。
 南北融和の流れの中、自分を「時代の申し子」と思った。
 ホームページ開設は王座についた半年後。親類が「もっと多くの日本人に素顔を知ってもらおう」と作った。徳山さんも2日に1回ほどメッセージを書いた。
 「体育で長距離を走るのがつらい」と愚痴をこぼす高校生には、「がんばれ」とエールを送った。
 
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 9月17日は誕生日。昨年は、金正日総書記が北朝鮮による日本人拉致の事実を認めた日でもあった。
 「背中を押していた時代の風がとまり、一気に逆風になった」
 翌日、ホームページの掲示板に、中傷する書き込みが殺到した。あまりにもひどい内容で、親類が掲示板を閉鎖した。
 予定されていた大学での講演会が中止になった。デマもインターネット上で流された。テレビ番組のインタビューで、
 拉致問題について「北朝鮮で結構ハッピーに暮らしているかも」と発言した、との内容だった。
 テレビ局の番組担当者は「デマは全くの事実無根だ」と話す。
 一方で掲示板の閉鎖を知ったファンから、600通の励ましのメールが寄せられた。
 すべてを印字して紙袋に入れ、自宅の引き出しにしまった。「一生の宝です」
 励ましに応えようと昨年12月26日、掲示板を再開した。だが、再び嫌がらせの書き込みが始まった。1日で約100件にのぼることもあった。
 6月23日に7度目の防衛戦がある。だが、ファンへのメッセージは発信できないでいる。
 「僕が何かを書けば、嫌がらせがまた増えるだけですから」
 
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 在日コリアンが昨年9月以後、ホームページに悪質な書き込みをされたり、閉鎖せざるを得ない状況に追い込まれたりしている。
 在日韓国人2世の歌手、李政美(イジョンミ)さんのホームページの掲示板にも、年末まで嫌がらせの書き込みが続いた。
 在日韓国人ということで石を投げられたり、地域の子供会に出られなかったり、子どもの時に受けたいじめを思い出し、寒気がした。
 在日韓国人2世のエッセイスト朴慶南(パクキョンナム)さんも、繰り返し削除しても、書き込みは続いた。
 韓国に行くと、「もう帰ってこないで」とくる。一時期、掲示板を閉鎖した。
 「本当に日本から脱出したくなった。異なった存在を排除する排他的なナショナリズムの動きが強くなってきている」と朴さんは話す。
 今も講演会などで壇上に立つと、「誰かが飛びかかってくるのではないか」と恐怖に襲われるという。

 記事の中で紹介されている「閉鎖に追い込まれた在日サイト」に類似のものは、「徳山昌守さん」の「掲示板」(サイトが閉鎖になったかは不明)。ただし同時に「600通の励ましのメール」という紹介もあり。
 徳山昌守さんのサイトは「ブログ」という形で復活しているようです。
徳山昌守オフィシャルブログ
 それから、李政美さんのサイトは、掲示板も含めて復活していました。
李政美の世界*…Lee Jeongmi World…*
 それから、「朴慶南」さんの「掲示板」(サイトが閉鎖になったかは不明)。
 朴慶南さんのサイトには掲示板はなく、更新は09年末で止まっています(原因は不明)。一応リンクしないでおこう。
 とりあえず、「2003年初頭に朝日新聞で特集が組まれた」かは不明ですが、朝日新聞の記事の伝聞情報で紹介されている、在日のかたのサイトは3つそのうち2つが普通に運営されているようなので、
http://twitter.com/han_org/status/13966486980796416

でも、マイノリティにとってのネットの可能性はあっという間に閉じていった。その後は「言論の自由」などどこにもない「空っぽの洞窟」だ。信じられなければ、2002年以降にどれだけ多くの在日サイトが閉鎖に追い込まれたかを調べてみるといい言論の自由か。ありがてぇよなあ。

http://twitter.com/han_org/status/14320287734566912

2003年初頭に朝日新聞で特集が組まれたことはすでに述べている。だが、まずは在日に真摯に聞くことだろうな

「2002年以降にどれだけ多くの在日サイトが閉鎖に追い込まれた」かについては、今のところ確認できた朝日新聞の記事では「3つの在日サイトがあったが、閉鎖に追い込まれていない(過去に追い込まれたことはあったかも知れないが、1つを除いては普通に復活している)」ということしか分かりませんでした。
 以下、ツィッターで教えてもらったり、確認できた「閉鎖」に似た「サイト」のようなもの。
国を愛するということ:嫌韓と在日へ

それで新井なんとかさんになる予定も無い自分は一体何か。
日本人と朝鮮人の痛い部分の産物で、果てしなく日本寄りのリベラルのように見せかけておいて、実は単なる保守派で居ながら、色恋沙汰で頭悩ます女の子のブログまで踏み荒らす嫌韓を見ては日本の教育は崩壊したなと思う、昭和生まれの普通の人です。

在日という言葉に過敏になるのは理解出来ます。 ただ、全部が全部、表裏のあるブログだとは思えないんですよ。
その、目撃した在日の女の子のブログなんて、片思いの彼は左利きでどうのとか、上野の舟和の芋羊羹は絶品とか、道端で撮った猫の写真掲載とか、最初から読んでもそんなのしか無かったから。 
何も書かなければ普通の女の子のブログだったから、何故、敢えて「在日」と書いたのか疑問には思いましたが、その炎上後にブログは閉鎖されています。 ネットの世界は確かに相手の顔が見えず、自分の気持ちのあり方次第では如何様にも取れるものです。 だから、豹変した時に非難すれば良いのであって、豹変を期待して攻撃し続けるのは全く別次元の話になってしまいませんか?

炎上blog
在日朝鮮人教員blog - 炎上blog
 炎上したブログは一杯あったみたいだけど、在日のかたのブログでは「在日朝鮮人教員blog」しか見当たらなかった。
 それから、確認できた限りでは、「HANBoard」の閉鎖?
【2425】【ボードの閉鎖について】

10月以降、仕事がたまっているところに家族の入院が重なったため、しばらく管理作業から遠ざかっていました。その間、本来なら警告ないし削除となる投稿も多数ありましたが、この機会に放任状態をサンプリングしてみようという意図もあり、あえて手を入れずに観察してきました。
 
アングラで捏造されたデマを信じる愚かさ。
偏見あるいは罪悪感によって非現実的なまでに歪んだ在日像に向かって一方的に非難を投げつける臆病さ。
気持ちよさそうに偏見や憎悪をぶちまけ、それが偏見や憎悪であることにすら気づかず、逆に正義面する偽善。
それどころか、差別発言すら正当化されると思い込む独善。
在日への無知にもとづく理不尽な踏絵と過剰な説明責任を一方的に押し付け、それへの返答がないことをさらに在日のせいであるかのように言い立てる傲慢。
それらに気づいてなお自分には関係のない出来事であると傍観し、黙認する冷淡。
 
これらはいくらでも溢れかえっているのに、いったい、知性、理性、良心はどこに隠れてしまったのか? 現状は、細々と続いている理性的対話がむしろ希少な状態になってしまっています。99年4月にも同種のサンプリングをしましたが、今回はその時以上に、ボードの理念を実践しうる状態にはないとの結論に達しました。
 
99年のときは、管理体制の強化によってひとまず閉鎖を回避しましたが、今回は無期限のボード閉鎖が適切な措置であろうと考えています。
 
最終的な結論は、時間のあるときに追って報告いたしますが、それまでの間、ボードの今後の運営に関して皆さまから多様なご意見をお聞かせいただければ幸いです。

 これは「掲示板」で「サイト」ではありませんし、「閉鎖に追い込まれた」という表現を使ってもいいものかどうか…。
 
 在日コリアンのかたに、ネットで恐縮ですが、真摯にお伺いします
「2002年以降に」「閉鎖に追い込まれた」「在日サイト」がありましたら、その例のいくつかを教えてください。できればネット内でその痕跡が確認できるようなものを。
 個人のブログは、いろいろな人たちが、しょっちゅう閉鎖・更新停止されていることは知っていますが…。
 もう数年も前の話なので、過剰に醜化されてるってことある?
 あと、元気なブログはここでキーワード検索できる?
Yahoo!検索(ブログ)
 基本問題として、そもそも在日のかた(と公言しているかた)の運営しているブログ・サイトの絶対数が少ない・少なかったかも、というのはある?
 2003年当時に、たとえば20ぐらいしかなくて、そのうち5つぐらいが「閉鎖に追い込まれた」ら、少し多いと言えるかな?
 2002-2010年までに在日のかた(と公言しているかた)の運営しているブログ・サイトはいくつあって、それの閉鎖・更新停止が、率として、世間一般のブログ・サイトと比べても多い・少ない?
 閉鎖・更新停止理由が「マイノリティにとってのネットの可能性」が否定されるような形の理由だったりした?