『高僧伝 3』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

高僧伝(三) (岩波文庫)

高僧伝(三) (岩波文庫)

★『高僧伝 3』(慧皎/岩波書店/1134円)【→amazon
中国仏教の最初期四五〇年間、約五〇〇人の高徳の僧の事績を集成した『高僧伝』。本冊には、竺道生など教理に精通し中国仏教の基礎を固めた沙門(義解篇四、五)、および予言等の不思議な行状で知られる仏図澄その他の沙門(神異篇上・下)の記録を収める。
 
哲学・航海日誌〈1〉 (中公文庫)

哲学・航海日誌〈1〉 (中公文庫)

★『哲学・航海日誌 1』(野矢茂樹/中央公論新社/940円)【→amazon
現代哲学の難問に挑んだ記念碑的著作の前篇。心とは?他者とは誰だろうか。
 
哲学・航海日誌〈2〉 (中公文庫)

哲学・航海日誌〈2〉 (中公文庫)

★『哲学・航海日誌 2』(野矢茂樹/中央公論新社/940円)【→amazon
現代日本哲学の旗手が等身大の言葉で、行為の意味、言語の意味に迫った画期的論考。
 
天使はなぜ堕落するのか―中世哲学の興亡

天使はなぜ堕落するのか―中世哲学の興亡

★『天使はなぜ堕落するのか−中世哲学の興亡−』(八木雄二/春秋社/5040円)【→amazon
普遍論争、現代哲学を先取りする知識論、経済の基礎となる利子の正当化、「概念」という概念そのものの発明など、知られざる中世哲学の偉大な成果を、神の存在証明と天使の堕落問題を軸に、哲学史の常識をくつがえす新たな知見をちりばめて一挙に紹介。現代思想にも巨大なインパクトを与えずにはおかない革新的論考。
 
フーコー 生権力と統治性

フーコー 生権力と統治性

★『フーコー生権力と統治性』(中山元/河出書房新社/2940円)【→amazon
『言葉と物』などの初期の仕事の後、考古学から系譜学へと新たな方法論を模索するフーコーコレージュ・ド・フランス講義を軸に、『監獄の誕生』を経てゆく思考の軌跡を丁寧に読みほぐす。