『大江戸探見 人と町のなるほど史』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

大江戸探見―人と町のなるほど史

大江戸探見―人と町のなるほど史

★『大江戸探見 人と町のなるほど史』(森治郎/一芸社/2310円)【→amazon
江戸の町を、すっぽりと現代の東京地図にかぶせ、「切絵図」とはちがう正確な“実測復元地図”で紹介。
 
ガロア―天才数学者の生涯 (中公新書)

ガロア―天才数学者の生涯 (中公新書)

★『ガロア 天才数学者の生涯』(加藤文元/中央公論新社/882円)【→amazon
天才という呼称すら陳腐なものとする人物が歴史上には存在する。十九世紀、十代にして数学の歴史を書き替えたガロアは、まぎれもなくその一人だ。享年二十。現代数学への道を切り拓く新たな構想を抱えたまま、決闘による謎の死で生涯を閉じる。不滅の業績、過激な政治活動、不遇への焦りと苛立ち、実らなかった恋―革命後の騒乱続くパリを駆け抜けた、年若き数学者が見ていた世界とは。幻の著作の序文を全文掲載。
 
旧石器遺跡捏造事件

旧石器遺跡捏造事件

★『旧石器遺跡「捏造事件」』(岡村道雄/山川出版社/1680円)【→amazon
遺跡はどのように捏造されたのか。渦中にあった元文化庁主任文化財調査官が、10年の沈黙を経て、いま明らかにする。
 
近代国家への模索 1894-1925〈シリーズ 中国近現代史 2〉 (岩波新書)

近代国家への模索 1894-1925〈シリーズ 中国近現代史 2〉 (岩波新書)

★『近代国家への模索 1894−1925』(川島真/岩波書店/861円)【→amazon
日清戦争義和団戦争に敗北した清朝は、改革を試みながらも求心力を失っていった。そして、多様な国家像が相克するなか辛亥革命により中華民国が誕生するも、新たな国家像の模索は続いた。列強による「瓜分の危機」の下で、「救国」の考えが溢れ出し、さまざまな近代への道が構想された三〇年を、国際関係の推移とともに描く。
 
古代ローマ人の24時間---よみがえる帝都ローマの民衆生活

古代ローマ人の24時間---よみがえる帝都ローマの民衆生活

★『古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活』(アルベルト・アンジェラ/河出書房新社/2520円)【→amazon
食事、服装、住宅、買い物、学校、裁判所…そして公共浴場、剣闘士と観衆、夜の饗宴など、貴族から奴隷までいかに日々の暮らしを送っていたかを鮮やかに再現した画期的な一冊。