『聖なる数学:算額 世界が注目する江戸文化としての和算』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

聖なる数学:算額-世界が注目する江戸文化としての和算

聖なる数学:算額-世界が注目する江戸文化としての和算

★『聖なる数学:算額 世界が注目する江戸文化としての和算』(深川英俊/森北出版/4410円)【→amazon
海外から孤立していた江戸時代、日本では独自の数学(和算)が繁栄し、あらゆる階級の人々が和算をたしなみ、その成果を記した額(算額)を全国の神社仏閣に奉納した。算額の世界的権威深川英俊とSF作家としても知られる物理学者トニー・ロスマンのコンビによって著され高い評価を受けた著作。
 
日本の世界文化遺産を歩く

日本の世界文化遺産を歩く

★『日本の世界文化遺産を歩く』(藤本強/同成社/1890円)【→amazon
日本で現在世界文化遺産とされている11カ所のすべてを訪れ、それぞれの歴史的意味、現在の景観等について、豊富なカラー写真とともに丁寧に紹介。世界遺産の日本側関係者として成立の経緯や指定の条件等についても解説。急逝した著者の絶作。
 
巨象の漂流 JALという罠 (講談社BIZ)

巨象の漂流 JALという罠 (講談社BIZ)

★『巨象の漂流 JALという罠』(小野展克/講談社/1785円)【→amazon
2010年1月、JAL会社更生法の適用を申請―。失われた20年は、日本経済を、そしてフラッグキャリアを破滅の淵に追い込んだ。客室乗務員8425 人、パイロット3838人。膨らんだ負債総額は、2兆3221億円。再生のプロを自称するベスト&ブライテストたちのはまった迷路とは?日本という国家の命運を展望する。
 ★『産業遺産 時を超えて輝く』(日刊工業新聞・編/日刊工業新聞社/2100円)【→amazon
2010年1月、JAL会社更生法の適用を申請―。失われた20年は、日本経済を、そしてフラッグキャリアを破滅の淵に追い込んだ。客製鉄所、造船所、絹糸紡績場、鉄道、発電所、トンネルなど、日本の近代化の足跡を今に伝える119の産業遺産を写真とともに紹介する。『日刊工業新聞』連載をもとに書籍化。
 
おもしろ義塾2 豪商と江戸しぐさ 成功するリーダー列伝 (おもしろ義塾 2)

おもしろ義塾2 豪商と江戸しぐさ 成功するリーダー列伝 (おもしろ義塾 2)

★『成功するリーダー列伝 豪商と江戸しぐさ』(桐山勝/MOKU出版/2100円)【→amazon
2010年1月、JAL会社更生法の適用を申請―。失われた20年は、日本経済を、そしてフラッグキャリアを破滅の淵に追い込んだ。客物流革命を起こして日本経済の大動脈を拓いた角倉了以、河村瑞賢。国家的視野で産業を興した鴻池善右衛門住友政友。商人として驚異の才覚を発揮した三井越後屋三井高利、大丸の下村彦右衛門、高島屋の飯田新七。庶民の暮らしを豊かにした西川産業西川甚五郎、にんべんの高津伊兵衛。日露交渉をやってのけた商人、高田屋嘉兵衛……。したたかに真摯にダイナミックに財を築いた約20人の経営者の鑑(かがみ)がここに! 江戸の経営書ベストセラーも収録。