『一九七〇年転換期における『展望』を読む−思想が現実だった頃−』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

★『一九七〇年転換期における『展望』を読む−思想が現実だった頃−』(大澤真幸斎藤美奈子橋本努原武史/編/筑摩書房/2520円)【→amazon
戦後すぐに創刊された総合誌『展望』は、一時的な休刊を経て64年に復刊、78年まで刊行された。社会が大きく変動した時代、なにが論じられていたのか。編集委員が討議の上、各々のテーマを立て、重要論文をピックアップ。その意味を問う。
 
戦後知の可能性―歴史・宗教・民衆

戦後知の可能性―歴史・宗教・民衆

★『戦後知の可能性−歴史・宗教・民衆−』(安丸良夫・喜安朗/編/山川出版社/3675円)【→amazon
戦後日本の新たな現実と向き合い、学知探求の筋道を模索した先学たちの軌跡をたどり、啓蒙から出発した戦後日本の知の変貌を見据える。
 ★『ネイティブが思わず吹き出すヘンな英語−ネイティブだけが知っている本当の意味−』(デイビッド・セイン/日本文芸社/830円)【→amazon
その英語、正しいつもりでも、ネイティブには、ぜんぜん違う意味に聞こえる!?日本人が口にしがちな間違いフレーズをもとに、笑えるポイントと正しい表現を解説。楽しみながら英語がうまくなる。
 
話し言葉の日本史 (歴史文化ライブラリー)

話し言葉の日本史 (歴史文化ライブラリー)

★『話し言葉の日本史』(野村剛史/吉川弘文館/1785円)【→amazon
昔の日本人はどのように話していたのか。『万葉集』の漢字の使い分けやキリシタン資料などから話し言葉を再現し、古代から近代まで言葉が次第に変化する様子を解明。形に残ることのない「話し言葉」の歴史を考える。
 
アメリカ文化の日本経験―人権・宗教・文明と形成期米日関係

アメリカ文化の日本経験―人権・宗教・文明と形成期米日関係

★『アメリ文化の日本経験−人種・宗教・文明と形成期米日関係−』(ジョセフ・M.ヘニング/みすず書房/3780円)【→amazon
人種・宗教・文明に関する白人優位の信念に対して、明治日本はいかなる挑戦を突きつけたのか。幕末から明治期の日米の交渉関係を、当時のアメリカ人の視線から、政治、文化など多領域にわたり探るユニークな歴史書