『図説ローマ皇帝史−ダークヒストリー 3−』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
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ダークヒストリー3 図説ローマ皇帝史

ダークヒストリー3 図説ローマ皇帝史

★『図説ローマ皇帝史−ダークヒストリー 3−』(マイケル・ケリガン/原書房/4725円)【→amazon
数々の比類なき偉業をなしとげた古代ローマ―そこには底しれぬ闇が存在した。カエサルから西ローマ帝国崩壊まで狂気と残虐に満ちた歴史を豊富な図版とともに描く。
 
匪賊の社会史 (ちくま学芸文庫)

匪賊の社会史 (ちくま学芸文庫)

★『匪賊の社会史』(エリック・ホブズボーム/筑摩書房/1050円)【→amazon
ロビン・フッドや西部劇に描かれたアウトローなど、世界各地でいまなおヒーローと讃えられる匪賊たち。彼らはときには暴力的に振る舞い、社会的混乱を引き起こして危険因子と見なされながらも、抑圧的権力に対抗し、正義を求めて闘う、民衆の強い味方だった。母の名誉のために闘ったパンチョ・ビリャ、貧しい寡婦のため銀行強盗を犯したジェシー・ジェームズ。近代化以前のあらゆる国と時代において、民衆の生活に不可欠の要素として活躍した匪賊の系譜、その生き方や、彼らをめぐる政治・経済構造を丹念に追ったホブズボーム若き日の意欲作、待望の復刊。
 
戦争文化論 上

戦争文化論 上

★『戦争文化論 上』(マーチン・ファン・クレフェルト/原書房/2520円)【→amazon
なぜ戦争が文化であるのか、なぜ人類は戦争に魅了されてしまうのか。その本質を理解しなければ「戦争」は語れない。クラウゼヴィッツ批判、名著『補給戦』の著者が新たに問う人類と戦争の本質。
 
戦争文化論 下

戦争文化論 下

★『戦争文化論 下』(マーチン・ファン・クレフェルト/原書房/2520円)【→amazon
軍事史・戦略論の世界的権威が語り尽す。誰もが戦争に魅了される。なぜ芸術家はこぞって戦争を描き出そうとするのか。そこに真の人間の姿を見るからではないか。
 
日露戦争陸戦の研究 (ちくま文庫)

日露戦争陸戦の研究 (ちくま文庫)

★『日露戦争陸戦の研究』(別宮暖朗/筑摩書房/777円)【→amazon
日露戦争の陸戦において、日本軍は圧勝といってよい勝利を収めた。その理由について、たとえば司馬遼太郎に代表されるように、兵力では劣ったが作戦計画能力で上回ったからだという意見が強い。しかし、開戦準備から鴨緑江渡河を経て、遼陽会戦、沙河会戦二百三高地、そして奉天会戦とたどってみると、全く異なる現実が見えてくる。七つの作戦を例に、陸戦の勝因を新たな視点から問い直す。
 
廃線の危機からよみがえった鉄道

廃線の危機からよみがえった鉄道

★『廃線の危機からよみがえった鉄道』(堀内重人/中央書院/1890円)【→amazon
廃止目前から一転、復活をとげた鉄道・軌道5路線のケーススタディをもとに、公共交通の再生・活性化策を提示。