『図説プラハ−塔と黄金と革命の都市−』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

図説 プラハ (ふくろうの本/世界の歴史)

図説 プラハ (ふくろうの本/世界の歴史)

★『図説プラハ−塔と黄金と革命の都市−』(片野優・須貝典子/河出書房新社/1890円)【→amazon
「黄金」と賞される、ヨーロッパの美しき古都プラハ。「プラハを歩く」「プラハをめぐ人々」「プラハを楽しむ」の3章にわたり、綿密な現地取材とともに、その魅力を紹介する。
 
戦死とアメリカ―南北戦争62万人の死の意味

戦死とアメリカ―南北戦争62万人の死の意味

★『戦死とアメリカ−南北戦争62万人の死の意味−』(ドルー・ギルピン・ファウスト/彩流社/3990円)【→amazon
国史上最大の戦死者をだした南北戦争。南部人も北部人も、いかに死を迎えるべきか、戦争の現実を直視することを余儀なくされ、同時に国家と文化を再定義することになった。死への対処は米国人の基本的な仕事となった。
 
他者の特攻―朝鮮人特攻兵の記憶・言説・実像

他者の特攻―朝鮮人特攻兵の記憶・言説・実像

★『他者の特攻−朝鮮人特攻兵の記憶・言説・実像−』(山口隆/社会評論社/2835円)【→amazon
小説や映画に描かれ、靖国神社に祀られている朝鮮人特攻兵。朝鮮人でありながら、日本のために死に赴いたという作られた「美談」が、いまなお、彼らの魂を戦争遂行者の側に縛りつけて離さない。植民地支配の構造、志願という名の強制、死者の序列化と抵抗の姿を明らかにする。
 
沈没船が教える世界史 (メディアファクトリー新書)

沈没船が教える世界史 (メディアファクトリー新書)

★『沈没船が教える世界史』(ランドール・ササキ/メディアファクトリー/777円)【→amazon
海底には、財宝と「真実」が眠っていた。キャプテン・キッド無敵艦隊元寇ローマ帝国…。世界史の常識を覆す「新発見」の数々。いま注目の水中考古学を知る。
 
徳川幕府対御三家・野望と陰謀の三百年 (講談社+α文庫)

徳川幕府対御三家・野望と陰謀の三百年 (講談社+α文庫)

★『徳川幕府対御三家・野望と陰謀の三百年』(河合敦/講談社/700円)【→amazon
水戸黄門などで知られる徳川御三家は当初けっして将軍家の補佐などではなかった。したがって徳川三百年、絶え間ない抗争が幕府、将軍と御三家の間にはつづいたのである。数々の名君を生み、すきあらば政権をねらう御三家があればこそ緊張感をもって三百年が続いたともいえる。知られざる江戸幕府のダイナミズムを、気鋭の歴史学者がビビッドに分析。どんな時代にも常に野心を捨てず生き抜く知恵が学べる一冊。