『革命の秋(とき)−いまあるコミュニズム−』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

革命の秋―いまあるコミュニズム

革命の秋―いまあるコミュニズム

★『革命の秋(とき)−いまあるコミュニズム−』(アントニオ・ネグリ/世界書院/4935円)【→amazon
汚名に塗れたコミュニズムをいまある来たるべき時に向けて再構築する、ネグリ渾身の力作。
 
日本の百年企業

日本の百年企業

★『日本の百年企業』(朝日新聞/編/朝日新聞出版/1680円)【→amazon
日本各地で歴史を刻む老舗企業を徹底取材。伝統を守るだけでなく、「変化を恐れない」ことが老舗の条件といえる。いくたびの不況や危機に見舞われながら、荒波を乗り越えてきた強さの秘密を探る。全国の朝日新聞地域版好評連載「百年企業」の書籍化。
 
狼の民俗学―人獣交渉史の研究

狼の民俗学―人獣交渉史の研究

★『狼の民俗学−人獣交渉史の研究−』(菱川晶子/東京大学出版会/7650円)【→amazon
本の森林に君臨していたニホンオオカミ----かつて「神」とあがめられたかれらが姿を消してから、すでに100年が過ぎ去り、人々の記憶からも静かに消えゆこうとしている。日本各地に残された伝承や図像を丹念に読み解き、ニホンオオカミと人間の関係史を鮮やかに描き上げた意欲作!
 
高揚した日本労働運動の軌跡1945‐1948

高揚した日本労働運動の軌跡1945‐1948

★『高揚した日本労働運動の軌跡−1945−1948−』(高知聡/現代思潮新社/2940円)【→amazon
敗戦直後、ストライキ中のこのさわやかな笑顔。「我等ノ同胞ヨ団結セヨ、団結ハ組合ノ武器ナノダ、ソシテ勝利ノ鍵ダゾ」現代の日本人が失った原点がここにある。読売新聞経営陣の戦争荷担を追及して自主的に「民主読売」を発刊した「読売争議」。経営者を尻目に自分たちで「人民の足」を確保した「京成電鉄」労働者の「無賃輸送」闘争。―しかし、日本共産党は占領軍を「解放軍」と規定して、労働者の闘いを裏切っていく。
 
下着の社会心理学 洋服の下のファッション感覚 (朝日新書)

下着の社会心理学 洋服の下のファッション感覚 (朝日新書)

★『下着の社会心理学−洋服の下のファッション感覚−』(菅原健介・cocoros研究会/朝日新聞出版/777円)【→amazon
女性の9割が下着にこだわっている。女性は異性へのアピールのため(いわゆる「勝負下着」)だけではなく、気合いを入れる、自分の癒しのためなど、女性はその時々に応じて下着を着こなす。女性は年齢にかかわらず、外から見えない下着になぜこうもこだわるのか、長年にわたるワコールとの共同調査でわかった彼女たちの深層心理を分析し、さらに肌の露出が多い洋服と下着の関係なども検証する。