『村上春樹雑文集』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介（当分）。
　

村上春樹 雑文集

★『村上春樹雑文集』(村上春樹/新潮社/1470円)【→amazon】
インタビュー、受賞の挨拶、海外版への序文、音楽論、書評、人物論、結婚式の祝電――。初収録エッセイから未発表超短編小説まで満載の、著者初の「雑文集」！
　

ジャーナリズムが亡びる日―ネットの猛威にさらされるメディア

★『ジャーナリズムが亡びる日−ネットの猛威にさらされるメディア−』(猪熊建夫/花伝社/1785円)【→amazon】
ネットになびく広告、テレビ離れ、放送と通信の融合、新聞・出版の衰退…。マスメディアが崩壊すれば、ジャーナリズムも衰退する。ネットは単なる通信基盤であって、コンテンツ創造能力はない。「有料課金」に徹してこそジャーナリズムは維持できるのではないか。
　

昭和の精神史 (中公クラシックス)

★『昭和の精神史』(竹山道雄／著 中央公論新社/1733円)【→amazon】
ナチスを批判し、マルクス主義に強烈に反発する。「不機嫌」を隠さない、自由主義者の透明な視線。
　

性倒錯─様々な性のかたち (文庫クセジュ)

★『性倒錯−様々な性のかたち−』(ジェラール・ボネ/白水社/1103円)【→amazon】
その定義と分類を経て、治療のアプローチを解説。サディズムとマゾヒズム、服装倒錯、露出狂と窃視症などについて解き明かすことによって、人間の精神現象の意外な本質にせまる。
　

明石元二郎大佐

★『明石元二郎大佐−日露インテリジェンス戦争を制した天才情報参謀　帝政ロシア破壊工作』(前坂俊之/新人物往来社/1680円)【→amazon】
初の現代訳『落花流水』一挙掲載!ヨーロッパを股にかけた大謀略「明石工作」の全容を記した極秘文書―小説より面白いスパイ報告書。