『電子本をバカにするなかれ 書物史の第三の革命』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

電子本をバカにするなかれ 書物史の第三の革命

電子本をバカにするなかれ 書物史の第三の革命

★『電子本をバカにするなかれ 書物史の第三の革命』(津野海太郎/国書刊行会/1890円)【→amazon
電子書籍元年、紙の本はいずれ亡びる―そんなバカな!せわしないビジネス談義の前に、電子化への動きを五千年におよぶ長い書物史・文明史の流れのなかでとらえなおしてみよう。二つの本のかたちが共存する新しい時代が見えてくるはずだ。電子本黎明期より本と出版の未来を考察してきた第一人者による明快な読書論。書き下ろし“書物史の第三の革命”と、萩野正昭氏との対談も収録。
 
江戸社会史の研究

江戸社会史の研究

★『江戸社会史の研究』(竹内誠/弘文堂/3360円)【→amazon
“大都市”江戸の社会構造と住民意識を解析。長年にわたり江戸社会の構造や文化の特色を研究し続けてきた著者が、膨大な研究のエッセンスを集約し、江戸の地域性と特異性、そして逆にそこから生まれる普遍性を抽出しつつ精緻かつ平易に提示する。
 
世界の碑文

世界の碑文

★『世界の碑文』(マイケル・ケリガン/東洋書林/12600円)【→amazon
数千年の時を超えた言葉の大集成。写真211点、地図7点と共に読み解く、7地域、93の古代文書。
 
日本の解放区を旅する

日本の解放区を旅する

★『日本の解放区を旅する』(鎌田慧/七つ森書館/2100円)【→amazon
点から線へ、線から面へ。包囲し、自己を保存し、発展させる、解放と希望の空間。そこに生きる人びとに出会うため、わたしは歩きはじめた(鎌田慧)。解放区、それは未来の可能性への拠点。
 
昭和の鉄道と旅 (AERAムック)

昭和の鉄道と旅 (AERAムック)

★『昭和の鉄道と旅』(朝日新聞出版/1680円)【→amazon
初公開史料や秘蔵写真、そして懐かしい昭和の鉄道シーンの復刻記事を満載した「昭和の鉄道」の決定版。鉄道の旅心をいざなう読み物も充実のムックです。