『数学をいかに使うか』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

数学をいかに使うか (ちくま学芸文庫)

数学をいかに使うか (ちくま学芸文庫)

★『数学をいかに使うか』(志村五郎/筑摩書房/998円)【→amazon
歴史的な発展を念頭に置きつつ、“どう使うか”という立場から書かれた入門書。在来の教科書が教えてくれない有用な定理や考え方を多数紹介。書き下ろし文庫オリジナル。
 
対談 数学大明神 (ちくま学芸文庫)

対談 数学大明神 (ちくま学芸文庫)

★『数学大明神−対談−』(森毅安野光雅/筑摩書房/1365円)【→amazon
とめどなく繰り広げられた、数学にまつわる遊びゴコロあふれるかずかずの話題。「そうか、なるほど」と膝をたたいたあなたの“数楽”的センスはかなりのもの。「なぜ時計を10で区切らなかったのだろう」「10進法の素数と12進法の素数は同じ?」「‐∞に収束する足し算的大小感覚と0が極限の掛け算的大小感覚!」「七五調は休止符もいれて考えると2のn乗リズム?」「ピタゴラスの定理は3次元では面積(?)の2乗!」などなど。愉しいおしゃべりは、のちに井上ひさし池内紀のおふたりも加わって「ちくま文学の“森”」となりました、とさ。
 
なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか(祥伝社新書226)

なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか(祥伝社新書226)

★『なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか』(若宮健/祥伝社/798円)【→amazon
韓国にできて、日本にできない恥辱。日本は、まともな国といえるのか!?韓国では、往時にはパチンコ店が1万5000店、売上高は日本円にして約3兆円にのぼった。それが、2006年の秋に全廃され、いまは跡かたもない。だが、その事実を伝えた日本のメディアはなく、それを知る日本人は、いまもほとんどいない。日本でいち早くそれをレポートした著者は、その後も何度も韓国を訪れ、なぜ韓国にそれができたのかを取材した。そこから見えてきたものは、日韓であまりにも対照的な社会の実態だった。
 
なぜ、町の不動産屋はつぶれないのか(祥伝社新書228)

なぜ、町の不動産屋はつぶれないのか(祥伝社新書228)

★『なぜ、町の不動産屋はつぶれないのか』(牧野知弘/祥伝社/819円)【→amazon
倒産する会社、しない会社は、どこが違うのか?知れば知るほど奥の深い土地と不動産の摩訶不思議なカラクリ。
 
ふしぎな生きものカビ・キノコ―菌学入門

ふしぎな生きものカビ・キノコ―菌学入門

★『ふしぎな生きものカビ・キノコ−菌学入門−』(ニコラス・マネー/築地書館/2940円)【→amazon
菌が存在しなかったら、今の地球はなかった!毒キノコ、病気・腐敗の原因など、古来薄気味悪がられてきた菌類。だが、人間が出現するはるか昔に地球上に現われた菌類は、地球の物質循環に深くかかわってきたのだ。菌が地球上に存在する意味、菌の驚異の生き残り戦略、菌に魅せられた人びとなどを、解説した菌学の入門書。