『妖怪曼陀羅−幕末明治の妖怪絵師たち−』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

妖怪曼陀羅―幕末明治の妖怪絵師たち

妖怪曼陀羅―幕末明治の妖怪絵師たち

★『妖怪曼陀羅−幕末明治の妖怪絵師たち−』(悳俊彦/編/国書刊行会/4200円)【→amazon
歌川国芳の系譜につらなる幕末明治の妖怪画の精華。
 
ロマネスクの図像学〈上〉 (中世の図像体系)

ロマネスクの図像学〈上〉 (中世の図像体系)

★『ロマネスクの図像学 上(中世の図像体系 1)』(エミール・マール/国書刊行会/4893円)【→amazon
聖人、巡礼、典礼、演劇、異端、修道士たちの学識と夢…。図像を通して中世の精神を読み解く壮大な試み。今世紀最高の中世研究書といわれ、欧米各国で翻訳されている大著の完訳。図版は上下各200枚収載。
 
ロマネスクの図像学〈下〉 (中世の図像体系)

ロマネスクの図像学〈下〉 (中世の図像体系)

★『ロマネスクの図像学 下(中世の図像体系 2)』(エミール・マール/国書刊行会/4893円)【→amazon
中世の人々は何を思って生き、どのように死んでいったのか。多くの図版を参照しつつ、視野をイタリア、スペインにも拡げて考察する。美術だけでなく、中世の歴史、文学、思想を知る上でも不可欠の古典的名著。
 
絵で見る哲学の歴史

絵で見る哲学の歴史

★『絵で見る哲学の歴史』(ギュンター・シュルテ/中央公論美術出版/3675円)【→amazon
古代ギリシアから現代まで多くの画像と辿る哲学の歴史。モザイクから写真まで200点あまりの画像を使用して、あたかも画廊をめぐるかのように2500年にわたる西洋哲学の歴史全体を概説する。
 
トルキスタン文化史1 (東洋文庫)

トルキスタン文化史1 (東洋文庫)

★『トルキスタン文化史 1』(V.V.バルトリド/平凡社/2940円)【→amazon
トルキスタンのギボン」と呼ばれたロシアの東洋学の泰斗バルトリドが、中央アジアの古代から近代までを通観。多様な文化、民族、言語、宗教が織り成す中央アジア史の基本書。
 
銅鐸民族の悲劇: 戦慄の古墳時代を読む

銅鐸民族の悲劇: 戦慄の古墳時代を読む

★『銅鐸民族の悲劇 戦慄の古墳時代を読む』(臼田篤伸/彩流社/2100円)【→amazon
巨大古墳群は被征服民族・銅鐸民族の奴隷労働の結果であり、そこは同時に古代日本版「収容所群島」だった。古墳時代“消耗システム論”を立証した異色の書。