『書誌学談義江戸の板本』ほか
今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
- 作者: 中野三敏
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/12/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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書誌学とは時代の産物としての本そのものから「情報」を得るための技術である。宝暦年間に出版された板本を手にした時、いかにすれば宝暦という時代の手ざわりを実感できるのか。近世文学研究の泰斗が、長年の経験の蓄積をもとに、江戸の板本を手にとり理解するための基礎知識を平易に伝授する。和本リテラシーを育む最良の入門書。
- 作者: ジャン=リュックマリオン,Jean‐Luc Marion,永井晋,中島盛夫
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 2010/08/01
- メディア: 単行本
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存在しない神、神であることなき神―。ハイデガーやレヴィナス以降、“存在”やその“外部”をめぐる思索は、抹消線を付された神についてどのように語ることができるのか?西洋キリスト教学の伝統にたち、ポストモダン期における「現象学の神学的転回」を代表する哲学者マリオンが、偶像、愛、贈与、メランコリー、御言などの独自の分析を通じて存在の神秘に迫る主著。
- 作者: 村瀬学
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2010/03/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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私たちは「食べる存在」であるから、「われ思う、ゆえにわれあり」ではなく、敢えて、こう言わなければならない。―近代哲学が意識の外においてきた、「食としての存在」が「私」という存在を根本で支えていることの意味を根源的に問う。いのちと「食」をめぐる問題に一石を投じる問題作。
- 作者: ピエール・ブーレッツ,合田正人,柿並良佑,渡名喜庸哲,藤岡俊博,三浦直希
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2011/01/22
- メディア: 単行本
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ユダヤ教と現代思想―20世紀、この両者の深淵で繰り広げられた知的格闘を、思想家ひとりひとりを光源として、詳細かつ重層的に描き出した新シリーズの第1巻。近代において、あくまで形而上学にとどまった3人の、メシアニズムと理性との融和と対立のダイナミズムをたどる。
- 作者: フランソワダゴニェ,Fran〓@7AB7@cois Dagognet,大小田重夫
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 2010/03/01
- メディア: 単行本
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哲学・芸術・教育における脱物質化の傾向に抗して、唯物論を正当に評価し直す。ヴァザルリ、デュビュッフェ、ヴィアラの絵画を論じ、さらには繊維産業や鉄を主題とする文化論・科学技術論におよぶ。