『イタリア20世紀史−熱狂と恐怖と希望の100年−』ほか
今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
- 作者: シモーナ・コラリーツィ,村上信一郎,橋本勝雄
- 出版社/メーカー: 名古屋大学出版会
- 発売日: 2010/10/15
- メディア: 単行本
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国王の臣民でしかなかったイタリアの民衆が、議会制民主主義と近代産業国家へと踏み出し、二度の世界大戦や内戦、冷戦などを乗り越えて、国民となり市民となっていく曲折に満ちた道程を、密度濃く描く。複雑で魅力あふれる現代イタリアを理解する最良の一冊。
- 作者: 井沢元彦
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/02/14
- メディア: 単行本
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アイヌからの簒奪、対米愚劣外交、倒幕思想のルーツ…幕末前夜の「闇の歴史」を暴く。
共和政ローマの寡頭政治体制―ノビリタス支配の研究 (MINERVA西洋史ライブラリー)
- 作者: 安井萠
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2005/03/01
- メディア: 単行本
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「ノビリタス支配」とはいかなる政治体制であったのか。この基本問題に対し、ローマ共和政政治史をめぐる最近の様々な論議を踏まえつつ、アプローチする。
近代イギリスの社会と文化 (MINERVA西洋史ライブラリー)
- 作者: 村岡健次
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2002/09/01
- メディア: 単行本
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19世紀を中心とするイギリス近代を、一歴史時代の「近代イギリス」として捉え、ジェントルマンと中流階級のかかわりを軸にその特質を描く。歴史観の変遷、教育、薬剤師、陸軍士官、自由主義の風潮、宗教等を詳述する。
近代フランスの歴史学と歴史家―クリオとナショナリズム (MINERVA西洋史ライブラリー)
- 作者: 渡辺和行
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2009/10/01
- メディア: 単行本
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本書は、主に政争の具とされてきた歴史が、アカデミックな歴史学としていかにして成立したのか(科学化)、また、高等・中等教育の改革や歴史学講座新設に尽力した歴史家たちが、大学やグランド・ゼコール等の教育機関の歴史講座をどのように領有していったのか(制度化)、さらに、歴史教育がいかに国民形成に関与(国民化)し、第三共和政に支配の正当性を付与したのかを解明する。19世紀後半、フランス第三共和政前期に焦点を当てつつ、教育史や科学史の成果を取り入れ歴史を描いた知の社会史。国民形成への「ナショナル・ヒストリー」も含めて論じる。