『全航海の報告』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

コロンブス 全航海の報告 (岩波文庫)

コロンブス 全航海の報告 (岩波文庫)

★『全航海の報告』(コロンブス/岩波書店/882円)【→amazon
新天地を発見した第一次航海、大船団を組み出帆するも、部下の反抗、原住民の蜂起に遭ってエスパニョーラ島の統治が困難となった第二次航海、鉄鎖を付され本国に送還された第三次航海、そして失意の第四次航海―。4回にわたる全航海の様子と成果について、コロンブス(1451‐1506)自らが、またその航海の同行者が国王や貴顕に宛てて認めた主要な報告書簡のすべて。
 
地域からみたヨーロッパ中世―中世ベルギーの都市・商業・心性 (MINERVA西洋史ライブラリー)

地域からみたヨーロッパ中世―中世ベルギーの都市・商業・心性 (MINERVA西洋史ライブラリー)

★『地域からみたヨーロッパ中世−中世ベルギーの都市・産業・心性−』(アンドレ・ジョリス/ミネルヴァ書房/4200円)【→amazon
中世ベルギーのウイおよびムーズ川流域の都市社会形成を中心に、制度にかかわる分野や、農業に関係する分野、そして「心性」の領域を扱い、都市という分野を取り上げる。中世文明の特徴を照射した地域史研究の決定版。
 ★『知と学びのヨーロッパ史−人文学・人文主義の歴史的展開−』(南川高志/編著/ミネルヴァ書房/4725円)【→amazon
大学の制度面での変化は、人文学に様々な次元での対応を求めている。背後には、グローバル化した現代の、「知」と「学び」に関する認識の変化という問題が横たわっている。本書は、人文学の長い伝統を持つヨーロッパを素材とし、その歴史のなかで人々が人文学の研究と教育にいかにかかわってきたのか、また人文学的な教養がいかなる意義を持ち、評価を受けてきたのかを検討して、人文学の本質と可能性を追求した研究である。わが国と世界の「知」と「学び」にかかわる現今の状況を深く理解し、今後のあるべき方向を考えるための糸口を与えんとする試みである。
 
知の棘――歴史が書きかえられる時

知の棘――歴史が書きかえられる時

★『知の棘−歴史が書きかえられる時−』(上村忠男/岩波書店/2520円)【→amazon
歴史とは何か。この問いは「いま」を生きる私たち自身に差し向けられている。「歴史の方法」をめぐる論争の経緯を踏まえ、六〇年代以降の、著者自身の学問的自己形成を素材に、歴史なき時代の知のパラドックスに再び挑戦する。他者たちの声につねに開かれてある歴史…「不可能な」場所への思考の跳躍がここにある。
 
天正壬午の乱

天正壬午の乱

★『天正壬午の乱本能寺の変と東国戦国史−』(平山優/学研パブリッシング/2415円)【→amazon
本能寺の変後、織田軍が旧武田領から撤退し、信濃、甲斐、上野は空白地となる。ここに徳川、北条、上杉が進軍し、熾烈な争いとなる。真田らも勢力確保を目指す。織田家中の政権交代劇の影に隠れて、注目されなかった本能寺の変後の東国情勢をひも解く。