『天守を巡れば歴史が見える』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

天守を巡れば歴史が見える (ソフトバンク新書)

天守を巡れば歴史が見える (ソフトバンク新書)

★『天守を巡れば歴史が見える』(外川淳/ソフトバンククリエイティブ/767円)【→amazon
戦乱の時代には激闘の舞台となった城は、今では都市における癒しの空間であり、観光地としても大変な人気を集めている。城は歴史の証言者であり、真実を解明しうる重要なアイテムだ。城を巡っているとさまざまな発見や感動が得られ、歴史のロマンに想いが募るだろう。本書では城好きの視点から、城巡りの入門書として城の歴史や構造を概説。実例を挙げながら、城を正しく、そして楽しく探査する方法を紹介していく。城好きや歴史ファンのための城巡りバイブル。
 
カラー版 ヨーロッパ中世ものづくし――メガネから羅針盤まで

カラー版 ヨーロッパ中世ものづくし――メガネから羅針盤まで

★『ヨーロッパ中世ものづくし−メガネから羅針盤まで カラー版−』(キアーラ・フルゴーニ/岩波書店/3255円)【→amazon
メガネ、ボタン、フォーク、本、紙…。中世に発明された日常の身近な事物の数々を、美しい図版とウィットのきいた文章でたどる歴史の旅。
 
アーサー・ラッセル ニューヨーク、音楽、その大いなる冒険 (P‐Vine BOOKs)

アーサー・ラッセル ニューヨーク、音楽、その大いなる冒険 (P‐Vine BOOKs)

★『アーサー・ラッセル−ニューヨーク、音楽、その大いなる冒険−』(ティム・ローレンス/ブルース・インターアクションズ/3465円)【→amazon
チェロを学び、ドラッグと仏教に心酔し、ミニマル・ミュージックを演奏し、ディスコを革新し、初期のトーキング・ヘッズに参加し、あるいは数多くの歌を作り、そして歌ったアーサー・ラッセルという名のニューヨークの伝説、現代音楽〜ディスコまで越境した奇才、数多くの謎に包まれた20世紀最大の謎が今明かされる。
 
新しい音を恐れるな 現代音楽、複数の肖像

新しい音を恐れるな 現代音楽、複数の肖像

★『新しい音を恐れるな−現代音楽、複数の肖像−』(インゴ・メッツマッハー/春秋社/2310円)【→amazon
いま最も熱い指揮者が語る「現代音楽」入門。作曲家との交流、演奏現場での体験もまじえ、未聴の世界へと誘う語りの妙味。新鮮な発見、思わず曲が聴きたくなる。
 
ペンブックス12 印象派。絵画を変えた革命家たち (Pen BOOKS)

ペンブックス12 印象派。絵画を変えた革命家たち (Pen BOOKS)

★『印象派。−絵画を変えた革命家たち−』(ペン編集部/編/阪急コミュニケーションズ/1680円)【→amazon
19世紀後半、印象派の画家たちによって、アートの歴史は大きく動いた。光を捉え、鮮やかな色彩を用い、大胆なタッチで生まれた絵画は、宗教画や貴族の肖像画のように、写実的で落ち着き払った「きれいな絵」とはほど遠かった。水面の一瞬のきらめきや、都市生活を生き生きと描いた、センセーショナルで「新しい絵画」だったのだ。ラフなタッチや濁りのない色彩は、画家のヴィジョンを鮮烈に伝え、彼らが夢中になった光や自然、女たちが、魅力的だと感じたままにカンヴァスに表れている。それは100年を経た現在も圧倒的だ。ゆえに展覧会には大勢の人が行列をなすのだ!絵画を革新したアーティストたちの冒険、それは予想をはるかに超えて、私たちを興奮させる。