1990年代当時の『新世紀エヴァンゲリオン』に関する言及のされ具合(雑誌)

 国会図書館の「雑誌記事索引」を「1996〜2000年」「エヴァンゲリオン」で引っ掛けると、こんな雑誌が挙がります。面倒なのでコピペ御免。

1. ぼくと宮崎勤の'80年代(32)「エヴァンゲリオン」と14歳(2) / 大塚 英志 諸君!. 32(10) [2000.10]
2. ぼくと宮崎勤の'80年代(31)「エヴァンゲリオン」と14歳(1) / 大塚 英志 諸君!. 32(9) [2000.9]
3. 現代アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」に見る思春期の危機 / 西村 則昭 日本病跡学雑誌. (通号 59) [2000.05]
4. 不透明なコミュニケーション、透明なディスコミュニケーション--『こどものおもちゃ』と『エヴァンゲリオン』 / 目黒 強 日本児童文学. 46(1) (通号 525) [2000.02]
5. 人気テレビアニメの人物描写に対する視聴者の反応--「新世紀エヴァンゲリオン」の視聴者に対する調査を基に / 山下 玲子 ; 高橋 凖 札幌国際大学紀要. (通号 31) [2000]
6. 漫画を翻訳する苦労--中国語版『エヴァンゲリオン』に見る実例 / 明木 茂夫 東方. (通号 223) [1999.09]
7. 現代文化研究における<文化>概念と分析ツールに関する覚え書き--アニメーション『新世紀エヴァンゲリオン』を手がかりとして / 高橋 凖 社会情報. 8(2) [1999.03]
8. 企画展ウォッチング マンガの時代--手塚治虫からエヴァンゲリオンまで、自然に帰れ--ミレーと農民画の伝統ほか 日経アート. 12(2) [1999.02]
9. 立ち話風哲学問答(2)第1回 新世紀エヴァンゲリオン / 加藤 典洋 ; 多田 道太郎 ; 鷲田 清一 広告批評. (通号 220) [1998.10]
10. 新しい映像企画とマーチャンダイジングをめざして--新世紀エヴァンゲリオン〜URUへ (特集 拡がりゆく映像ビジネス) / 佐竹 正徳 機械振興. 31(7) [1998.07]
11. インタビュー 薩川昭夫(さつかわあきお)--乱歩作品の映画と「新世紀エヴァンゲリオン」について〔含 「D坂の殺人事件」シナリオ〕 / 薩川 昭夫
シナリオ. 54(6) [1998.06]
12. 『エヴァンゲリオン』の破綻と警告 / 佐藤 健志 論座. (通号 33) [1998.01]
13. SFアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」大ヒットの舞台裏 経済界. 33(3) [1998.01.27]
14. 国語の授業におけるアニメ・トークの試み--『新世紀エヴァンゲリオン』を語る / 相川 美恵子 文学と教育. (通号 34) [1997.12]
15. 新世紀エヴァンゲリオンとコンピューター / 佐枝 三郎 食品工場長. 1(8) [1997.12]
16. 「エヴァンゲリオン」と父の消失 (特集「父」の歴史--その過去と現在を検証する) / 妙木 浩之 大航海. (通号 19) [1997.12]
17. 荒涼たる心象風景をみよ 庵野秀明新世紀エヴァンゲリオン--サカキバラよ,この「心を操る」アニメを見たか / 宮崎 哲弥 諸君!. 29(10) [1997.10]
18. ネオ生命論 1 『新世紀エヴァンゲリオン』と進化への欲望 / 布施 英利 本. 22(9) [1997.09]
19. 特集 戦争を読む--太平洋戦争からエヴァンゲリオンまで 本の話. 3(8) [1997.08]
20. 「あの戦争」はどう読まれてきたか (特集 戦争を読む--太平洋戦争からエヴァンゲリオンまで) / 半藤 一利 ; 保阪 正康 ; 猪瀬 直樹 本の話. 3(8) [1997.08]
21. 少年マンガの「戦争」 (特集 戦争を読む--太平洋戦争からエヴァンゲリオンまで) / 夏目 房之介 本の話. 3(8) [1997.08]
22. カメラマンは戦場を駆けた (特集 戦争を読む--太平洋戦争からエヴァンゲリオンまで) / 金子 隆一 本の話. 3(8) [1997.08]
23. 知られざる日本のミリタリー出版界 (特集 戦争を読む--太平洋戦争からエヴァンゲリオンまで) / 兵頭 二十八 本の話. 3(8) [1997.08]
24. 戦争オタクの心理学 (特集 戦争を読む--太平洋戦争からエヴァンゲリオンまで) / 香山 リカ 本の話. 3(8) [1997.08]
25. エヴァンゲリオンと世界最終戦 (特集 戦争を読む--太平洋戦争からエヴァンゲリオンまで) / 宮台 真司 本の話. 3(8) [1997.08]
26. ワイド 灼熱列島--丘崎容疑者が"落ちた"一言/永山死刑囚の刑執行/謝罪なし「酒鬼薔薇の母」/「野村・一勧」処分のニンマリ/「東電OL」ネパール人被告の姉の言い分/伊良部2軍落ち/「エヴァンゲリオン」vs「もののけ姫週刊読売. 56(34・35) [1997.08.24]
27. 「ジャングル大帝」と「もののけ姫」そして「エヴァンゲリオン」を結ぶ愛憎接点 週刊朝日. 102(38) [1997.08.15]
28. シネマ・法学入門(4)正義の行方,ワタシの在処--『TV版新世紀エヴァンゲリオン』 / 江口 厚仁 法学教室. (通号 202) [1997.07]
29. エヴァンゲリオンのすべて--庵野監督独占インタビュー / 庵野 秀明 Aera. 10(31) [1997.07.28]
30. テレビ放送が終わったのちに火がついた超アニメ--『エヴァンゲリオン』って何? / 相田 冬二 The21. 14(6) [1997.06]
31. 血縁の牢獄『新世紀エヴァンゲリオン』 (特集 2001年のミトロジー) / 永瀬 唯 早稲田文学. [第9次]. 22(1) [1997.05]
32. 「エヴァンゲリオン」に熱狂する若者たち / 大沢 真幸 潮. (通号 459) [1997.05]
33. 巻頭特集 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生 キネマ旬報. (通号 1218) [1997.03.15]
34. 日本映画界におけるアニメーションの発展と現状 (巻頭特集 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生) / 斉藤 守彦 キネマ旬報. (通号 1218) [1997.03.15]
35. TVシリーズ考察 (巻頭特集 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生) / 鬼塚 大輔 キネマ旬報. (通号 1218) [1997.03.15]
36. 「エヴァンゲリオン」における映像的記憶 (巻頭特集 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生) / 金沢 誠 キネマ旬報. (通号 1218) [1997.03.15]
37. このアニメがすごい--絶対保存版--「鉄腕アトム」から「新世紀エヴァンゲリオン」までアニメの半世紀を集大成 別冊宝島. (通号 293) [1997.01]
38. 戦う娘たちが母を想うとき--「新世紀エヴァンゲリオン」における女性像 / 村瀬 ひろみ 女性学年報. (通号 18) [1997]
39. 「脳内革命」「新世紀エヴァンゲリオン」ブームに警告する! (世紀末を撹乱する不可知パワーの正体--サピオ文化人類学第2弾「霊能ワールドの住人たち」) / 宮崎 哲弥 Sapio. 8(22) [1996.12.25]

 とりあえず再放送・劇場アニメ化
 それから『Aera』『諸君!』で社会現象、という感じでしょうか。
 『東洋経済』での言及があった、という証言もあったけど、ちょっと検索方法が分からなかった。
 当時山ほど出たと思う「エヴァンゲリオン」本に関しては略、というか印象で話してしまうと、サブカルと言われている棚に、アニメ・ゲーム系の本とは別に(漫画とはもちろん別に)置かれていたような気がするけど、今猛烈にサブカル棚ってどの書店も、この10年で減らしているはず。代わりにビジネス・実用書とか、新書とか置いているはず。じゃないと多分商売が成り立たないはず。サブカル系w、という感じですかね。サブカルと言われているカルチャーが崩壊した(商売として成り立たなくなった)のは、もちろんネットの影響です(あえて断言)。商売として成り立たなくなった=金がうまく回らなくなった、というだけのことで、カルチャーとしては存在しているのかも知れない。でも「サブ」かどうかはさらに分からない。ネット民・ケータイ民とそうでない人との、情報に関する回り具合(拡散・消費のされ具合)がもう、鳥類とナマケモノぐらい違う気がする。
 ちなみにサブカルっぽいこと呟いて(あるいは、ブログに書いて)、情報は回ったとしても、金は多分全然回らないとは言わないけれど、ほんの少ししか回らないはず。本・雑誌だと、著者だけでなく出版社・印刷所から取次・配送トラック・書店にまで金が回る。
(このエントリーには嘘の一種が仕掛けられているんだけど、真相ははてなブックマーカーにまかせるぜ!)