『呪われた画家たち−エル・グレコ、カラヴァッジョからロートレック、モディリアーニまで』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
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呪われた画家たち―エル・グレコ、カラヴァッジョからロートレック、モディリアーニまで

呪われた画家たち―エル・グレコ、カラヴァッジョからロートレック、モディリアーニまで

★『呪われた画家たち−エル・グレコ、カラヴァッジョからロートレックモディリアーニまで』(モーリス・セリュラス/八坂書房/2310円)【→amazon
不運と不幸とスキャンダルに苛まれ、理解されたいという強い欲求を感じながらも、自分を表現することが出来ず苦悩し続けた21人の画家たち。作品分析を通して、彼らの激しい葛藤を追う。
 
吐き気―ある強烈な感覚の理論と歴史 (叢書・ウニベルシタス)

吐き気―ある強烈な感覚の理論と歴史 (叢書・ウニベルシタス)

★『吐き気−ある強烈な感覚の理論と歴史−』(ヴィンフリート・メニングハウス/法政大学出版局/9135円)【→amazon
古典主義美学における「吐き気」と「美」のあいだの交錯関係、カントによる「吐き気」の理論的・実践的位置づけ、初期ロマン主義における「腐敗」の詩学ボードレール、ローゼンクランツ、ニーチェフロイトカフカバタイユサルトルクリステヴァまで“反美学”の系譜を明らかにする。
 
花形装飾の博物誌 (Idea archive)

花形装飾の博物誌 (Idea archive)

★『花形装飾の博物誌』(アイデア編集部/編/誠文堂新光社/2940円)【→amazon
西洋のタイポグラフィで伝統的に使われてきた花や植物の形をした活字「花形装飾活字」を豊富な図版と解説で紹介。その美しさと歴史的な意義に光を当てます。
 ★『ブルース・ピープル−白いアメリカ、黒い音楽−』(リロイ・ジョーンズ/平凡社/1680円)【→amazon
アメリカとその文化を語る上で欠かせない名著の改訳決定版。奴隷制時代から続く人種の歴史が刻まれた黒人音楽の発展過程を、アメリカ社会全体の変遷のうちに描き出す。
 
文化財の社会史―近現代史と伝統文化の変遷

文化財の社会史―近現代史と伝統文化の変遷

★『文化財の社会史−近現代史と伝統文化の変遷−』(森本和男/彩流社/8400円)【→amazon
国家と文化財の関係を、GHQ文書などを駆使し、明治から現代までを辿る初の通史。