『読む人・書く人・編集する人−『思想の科学』50年と、それから−』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

読む人・書く人・編集する人―『思想の科学』五〇年と、それから

読む人・書く人・編集する人―『思想の科学』五〇年と、それから

★『読む人・書く人・編集する人−『思想の科学』50年と、それから−』(記念シンポジウムを記録する会/編/思想の科学社/1995円)【→amazon
2009年10月に行われたシンポジウム「『思想の科学』は、まだ続く」の記録を中心に、『思想の科学』を支えた編集者、『思想の科学』の書き手を支えたサークル研究に関する現状報告などを収録。
 
薩摩藩の奄美琉球侵攻四百年再考 (沖縄大学地域研究所叢書)

薩摩藩の奄美琉球侵攻四百年再考 (沖縄大学地域研究所叢書)

★『薩摩藩奄美琉球侵攻四百年再考』(沖縄大学地域研究所/編/芙蓉書房出版/1260円)【→amazon
1609年の薩摩藩による琉球侵攻を庵美諸島の視点で再検証。鹿児島県徳之島町で開催されたシンポジウム(2009年5月)の全記録。
 
絵で見て納得!時代劇のウソ・ホント (遊子館歴史選書)

絵で見て納得!時代劇のウソ・ホント (遊子館歴史選書)

★『時代劇のウソ・ホント−絵で見て納得!−』(笹間良彦/著画/遊子館/1890円)【→amazon
映画やテレビなどの時代劇や時代小説では、当時の風俗や習慣、生活を正確に再現していないことが実に多い。史実と誤解の落差が大きい「江戸知識」を絵解きによって解説。時代劇と歴史小説の虚実が見えてくる書。
 
市民社会と独裁制――ドイツ近現代史の経験

市民社会と独裁制――ドイツ近現代史の経験

★『市民社会独裁制−ドイツ近現代史の経験−』(ユルゲン・コッカ/岩波書店/2520円)【→amazon
ワイマル共和国の自壊とナチズムの台頭、その破局に続く冷戦下の東西両国家の並立から再統一へ―近現代ドイツの歴史は、ナチ・ドイツ、東ドイツという二つの独裁制市民社会との対抗の歴史でもあった。「ヨーロッパ近代」を規定する原理として見直しがすすむ市民社会理念の本質を、現代ドイツ歴史学界の第一人者であるコッカが明晰に論じる。
 
宿命の「バルバロッサ作戦」 (WWセレクション)

宿命の「バルバロッサ作戦」 (WWセレクション)

★『宿命の「バルバロッサ作戦」』(山崎雅弘/学研パブリッシング/2520円)【→amazon
1941年6月、ドイツ軍の対ソ侵攻作戦「バルバロッサ作戦」の火蓋が切って落とされた。1922年4月の独ソ秘密軍事協定から42年4月のソ連の冬季反抗作戦までの蜜月と激突の20年を背景に、史上最大の陸戦の様相を史料を基に徹底分析する。