『日露戦争の裏側“第二の開国”−日本列島に上陸したロシア軍捕虜七万人−』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

★『日露戦争の裏側“第二の開国”−日本列島に上陸したロシア軍捕虜七万人−』(大熊秀治/彩流社/2310円)【→amazon
明治37〜38年、日露戦争の勝利の陰で、ロシア人捕虜72,000人が全国29ヵ所の収容所に溢れた。列島を移動する捕虜(外国人)と初めて接触した民衆の異文化体験の反応と交流の姿。脱走事件や郭通い、自由散歩や捕虜祭りなど、収容所をめぐる各地の姿を描く。
 ★『満洲国史−「新天地」に夢を託した人々−』(太田尚樹/新人物往来社/1470円)【→amazon
五族協和」の楽土か?「傀儡国家」か?国家のグランドデザインを通して明らかにする、満州国の実像。
 
未完のロシア―10世紀から今日まで

未完のロシア―10世紀から今日まで

★『未完のロシア−10世紀から今日まで−』(エレーヌ・カレール=ダンコース/藤原書店/3360円)【→amazon
『崩壊した帝国』でソ連崩壊を10年以上前に予見した著者によって初めて実現した、10世紀から今日までのロシア史像の刷新。
 
明治維新と横浜居留地―英仏駐屯軍をめぐる国際関係

明治維新と横浜居留地―英仏駐屯軍をめぐる国際関係

★『明治維新と横浜居留地−英仏駐屯軍をめぐる国際関係−』(石塚裕道/吉川弘文館/2835円)【→amazon
一九世紀後半の横浜に一〇年余り駐留したイギリス・フランスの軍隊。急変する国際関係のもとで、外国軍隊が与えた影響とは。欧米間の牽制と協調、日本側の不信と友好関係が渦巻く明治維新史を“地球規模”で読み解く。
 
ルネサンス文化史?ある史的肖像 (平凡社ライブラリー)

ルネサンス文化史?ある史的肖像 (平凡社ライブラリー)

★『ルネサンス文化史−ある史的肖像−』(エウジェニオ・ガレン/平凡社/1470円)【→amazon
ルネサンス研究の第一人者による最上の概説書。多数のルネサンス人を網羅し、哲学・美術に偏ることなく、教育、科学、魔術、占星術、文学、出版までを幅広く探求する。