『科学の横道−サイエンス・マインドを探る12の対話−』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

★『科学の横道−サイエンス・マインドを探る12の対話−』(佐倉統/編著/中央公論新社/882円)【→amazon
街中にこんなに科学技術があふれかえっているのに、私たちは科学に対してある距離感を感じている。それはなぜか?本書は、芸術、文学から介護、はたまた政治など異分野の第一人者たちが、科学とどう接しているか、科学についてどう考えているかを探り出す試みである。脱線、寄り道も無駄じゃない。生活現場の実感と科学技術の普遍とを行き来する一二の対話のなかに、今まで気づかなかったものが見えてくる。
 
ダンゴムシに心はあるのか (PHPサイエンス・ワールド新書)

ダンゴムシに心はあるのか (PHPサイエンス・ワールド新書)

★『ダンゴムシに心はあるのか−新しい心の科学−』(森山徹/PHP研究所/840円)【→amazon
庭先によくいて触ると丸くなるダンゴムシにだって心も知能もある! 水が苦手なダンゴムシがとった特別な行動の意味とは?
 
働かないアリに意義がある (メディアファクトリー新書)

働かないアリに意義がある (メディアファクトリー新書)

★『働かないアリに意義がある』(長谷川英祐/メディアファクトリー/777円)【→amazon
7割は休んでいて、1割は一生働かない。巣から追い出されるハチ、敵前逃亡する兵隊アリなど「ダメな虫」がもたらす意外な効果。身につまされる最新生物学。
 
ヤバい統計学

ヤバい統計学

★『ヤバい統計学』(カイザー・ファング/阪急コミュニケーションズ/1995円)【→amazon
ディズニーランド、交通渋滞、クレジットカード、感染症、大学入試、災害保険、ドーピング検査、テロ対策、飛行機事故、宝くじ―10のエピソードで探求する「統計的思考」の世界。そのウラ側にある数字を知れば、統計学者のように思考し、自分の世界を自分で支配できるようになる。
 
浅草十二階―塔の眺めと“近代”のまなざし

浅草十二階―塔の眺めと“近代”のまなざし

★『浅草十二階−塔の眺めと〈近代〉のまなざし−』(細馬宏通/青土社/2520円)【→amazon
眼下に吉原を望み、日本初のエレベーター、百美人、戦争絵を擁し、絵や写真となり、見世物小屋、広告塔としても機能した浅草凌雲閣、通称「十二階」。「十二階」という器の内外をめぐるまなざしに、様々な角度から迫る。