『南北戦争記』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

南北戦争記

南北戦争記

★『南北戦争記』(ブルース・キャットン/バベル・プレス/1680円)【→amazon
この一冊でアメリカ「南北戦争」の全容がわかる。本書では壮烈無比の戦闘のみならず政治、経済、社会など、この戦争を背後で動かすものも詳細に描かれています。登場人物の肖像、南北両軍の足取りを示した地図、人名索引など資料が豊富。
 
日露戦争と日本在外公館の“外国新聞操縦”

日露戦争と日本在外公館の“外国新聞操縦”

★『日露戦争と日本在外公館の“外国新聞操縦”』(松村正義/成文社/3990円)【→amazon
極東の小国日本が大国ロシアに勝利するために採った外交手段のひとつ“外国新聞操縦”。現在では使われなくなったこの用語の内実に迫り、世界中の日本の在外公館で行われた広報外交の実相に迫る。
 ★『日本の迷走はいつから始まったのか−近代史からみた日本の弱点−』(小林英夫/小学館/893円)【→amazon
幕末・維新から現在まで近代日本の歩みを、戦争と平和の問題を中心に据え、グローバルな視座で大局的に描き出す。戦争はなぜ繰り返すのか、何が国家の盛衰を決めるのか?近代日本の「迷走」と「暴走」、そして現在の「迷走」をもたらした「選択」を見ていくと、世界ルールの転換の認識と対応の遅れが主因だと解ってくる。では、どうすればよいのか!?日本近代史の大家が「通史」を見ていくことによって未来を考える、これまでにない「日本近代史」。
 
猫の大虐殺 (岩波現代文庫)

猫の大虐殺 (岩波現代文庫)

★『猫の大虐殺』(ロバート・ダーントン/岩波書店/1260円)【→amazon
一八世紀初頭のある日、パリの労働者街の猫がのこらず殺された、と記す印刷職人の手記は、何を物語るのか。史料の奥底に隠された大革命以前の人びとの心性に、わずかな手がかりをもとに犯人をつきとめる名探偵のような鮮やかな推理で迫る。社会史研究の先駆的達成と評価される原書から、中核的論文四本を抜粋して収録。著者自身による解説も兼ねた「第三版への序文」を付す。
 
ドキュメントヴェトナム戦争全史 (岩波現代文庫―社会)

ドキュメントヴェトナム戦争全史 (岩波現代文庫―社会)

★『ヴェトナム戦争全史−ドキュメント−』(小倉貞男/岩波書店/1260円)【→amazon
ヴェトナム戦争とは何だったのか―。ヴェトナム・米国のリーダーから無名の民衆や兵士にいたるまで、当事者の証言と豊富な史料によって再現される、その全体像。四半世紀余りの調査・研究に基づく、初の本格的なヴェトナム戦争通史。