『図説現代殺人事件史』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

図説 現代殺人事件史 (ふくろうの本/日本の歴史)

図説 現代殺人事件史 (ふくろうの本/日本の歴史)

★『図説現代殺人事件史』(福田洋/河出書房新社/1890円)【→amazon
戦後の犯罪史に名を刻んだ主要な殺人事件の背景と顛末を、衝撃的な写真とともに詳述。1999年までの事件を収録した初版に、「秋葉原無差別殺傷事件」など2010年の事件までを増補。
 
一歩前進三歩後退 JAZZオーディオ 魔境の旅

一歩前進三歩後退 JAZZオーディオ 魔境の旅

★『一歩前進三歩後退JAZZオーディオ魔境の旅』(寺島靖国/河出書房新社/1785円)【→amazon
愛しのスピーカーよ、なぜにオマエは鳴らないのか?苦しみあってのオーディオ、じたばたするのがオーディオ、だけど…レコード・レーベルを設立してしまったうえに、新スピーカーまで導入。あきらめの悪い男テラシマによるオーディオ大河ロマン、大好評第4弾。
 
江戸の紀行文―泰平の世の旅人たち (中公新書)

江戸の紀行文―泰平の世の旅人たち (中公新書)

★『江戸の紀行文 泰平の世の旅人たち』(板坂耀子/中央公論新社/924円)【→amazon
徳川の世は泰平。人びとはどこへでも旅ができる喜びを実感する。旅といえば辛く悲しいという中世以来の意識は劇的に変化し、「楽しい」「面白い」が紀行文の一つの型となり、さらに「いかに実用的か」が求められるようになる。辺境への関心も芽生え、情報量も豊富になっていく。好奇心いっぱいの殿様の旅、国学者のお花見、巡検使同行の蝦夷見聞などを通して、本書は江戸の紀行文の全体像を浮かび上がらせるものである。
 
道楽人生 東奔西走

道楽人生 東奔西走

★『道楽人生東奔西走』(嵐山光三郎/新講社/1470円)【→amazon
かつての文人、文士は、この世が無常であることを真底から知っていた。だからこそ杯をめぐらせ、花を愛で、月を眺め、詩歌を吟じた。いい気なようだが、道楽に命を賭けていたのである。そして、この嵐山光三郎大人という現代における稀代の文士も、「生涯一道楽」を貫くつもりらしく、日々気力体力傾けて東奔西走する。このエッセイはエネルギー全開の道楽人生の実録、痛快,抱腹絶倒の傑作文集である。不良定年以後、ますます快調。
 
やんちゃな時代

やんちゃな時代

★『やんちゃな時代』(林真理子/文芸春秋/1260円)【→amazon
この世の理不尽の八割は男と女のことである。不景気や人の批判なんか恐れるな。男も女もやんちゃで行こう。読んで、食べて、話して、考える、ハイスピード&ハイパワーな日常エッセイ。