『ライ麦畑で熱血ポンちゃん』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

ライ麦畑で熱血ポンちゃん

ライ麦畑で熱血ポンちゃん

★『ライ麦畑で熱血ポンちゃん』(山田詠美/新潮社/1260円)【→amazon
世の中はこんなにも愛おしく愚かな人々に満ちている!…なんて、私こそ愚行の女王?いや、ハモニカ愚連隊だ!アメリカン・アイドルに熱中し、カピバラの孤高に学ぶ。可愛げをものに出来てこそ、大人なのです。美味しいもの、酒、読書、ドラマ、恋…興味は尽きず、歯ごたえ十分、100パーセントポンちゃんの世界。
 
言葉の誕生を科学する (河出ブックス)

言葉の誕生を科学する (河出ブックス)

★『言葉の誕生を科学する』(小川洋子岡ノ谷一夫/河出書房新社/1260円)【→amazon
鳥はなぜうたうのか?鳥がうたうのは、求愛のため、繁殖のためである。しかし、そのことで鳥の歌は次第に複雑になっていった。人間は、なぜ言葉を話しはじめたのか?人間も言葉以前にうたっていたのではないか?長い進化の過程で、人間だけが、ある時「歌」から「言葉」へと、大いなるジャンプをなしとげた。いまだ謎であり続ける、人間が言葉を得て、心を持つに至る悠久の時間に、初めて光をあてる。
 
宣教師ニコライとその時代 (講談社現代新書)

宣教師ニコライとその時代 (講談社現代新書)

★『宣教師ニコライとその時代』(中村健之介/講談社/998円)【→amazon
ニコライ堂で知られるロシアの高僧は、篤き信仰心と抜群の観察力の持ち主だった―幕末・明治を生きた稀有の記録。
 
ニッポンの書評 (光文社新書)

ニッポンの書評 (光文社新書)

★『ニッポンの書評』(豊崎由美/光文社/777円)【→amazon
いい書評とダメな書評の違いは?書評の役割、成り立ちとは?一億総書評家時代の必読書。
 
評伝オーロビンド

評伝オーロビンド

★『評伝オーロビンド』(ピーター・ヒース/インスクリプト/3150円)【→amazon
中村屋のボースが敬愛し、岡倉天心大川周明らとも深いつながりを持った哲人思想家にして、ガーンディー、タゴールらと並ぶ二十世紀インドの国民的英雄。英領インドの桎梏を背負いつつ、政治と霊性を一身に統合し、ネーションを超える普遍思想を築いた巨人の全体像を、厖大な一次資料とフィールドワークを駆使して明快に描く、決定版オーロビンド入門。