『高度成長の時代 3 成長と冷戦への問い』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
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成長と冷戦への問い (高度成長の時代 3)

成長と冷戦への問い (高度成長の時代 3)

★『高度成長の時代 3 成長と冷戦への問い』(大門正克/他編/大月書店/3990円)【→amazon
冷戦構造を背景に、年平均10%という経済成長のなかで大変貌を遂げた日本社会。農村や川崎のスラム街、沖縄、労働者家族と女性、育児・保育、ウーマンリブ、文化運動など、さまざまな経験を描き、その歴史的特質に迫る。
 
地図でみるアフリカ系アメリカ人の歴史―大西洋奴隷貿易から20世紀まで―

地図でみるアフリカ系アメリカ人の歴史―大西洋奴隷貿易から20世紀まで―

★『地図でみるアフリカ系アメリカ人の歴史−太西洋奴隷貿易から20世紀まで−』(ジョナサン・アール/明石書店/3990円)【→amazon
アフリカ大陸からの到来、奴隷制、人種差別との闘い、そして大統領誕生まで、視覚化した地図と簡潔な解説によってアフリカ系アメリカ人の歴史の全体像を把握できる入門書。戦争との関わり、政治、音楽、文化、スポーツへの影響など独自の視点の地図が豊富。
 
沈黙の中世 (平凡社ライブラリー)

沈黙の中世 (平凡社ライブラリー)

★『沈黙の中世』(網野善彦石井進・福田豊彦/平凡社/1365円)【→amazon
文献史料が沈黙する空白を破って、発掘された遺物や遺構が、見慣れぬ歴史世界を鮮やかに示す。三人の中世史家は胸躍らせて、未踏の問題領域を、その巨大さを議論しあう。埋められた銭の不思議さ、列島の枠を超えて異域と通じ合う北の世界の意想外の豊かさ、鉄の技術とかかわる地域と文化の変容の深さ―都市、交通、富、遍歴…、多様な問いをえぐりだすいまなお先鋭な問題提起の書。
 
はじめて学ぶ考古学 (有斐閣アルマ)

はじめて学ぶ考古学 (有斐閣アルマ)

★『はじめて学ぶ考古学』(佐々木憲一・小杉康・菱田哲郎・朽木量・若狭徹/有斐閣/2100円)【→amazon
考古学の学び方・考え方から、現在議論している諸問題まで、今生きている社会とのつながりを意識して学べる、新しい時代の考古学入門。世界考古学を視野に入れた考古学の基礎と、日本列島の人類史を解説。
 
ホロコーストを知らなかったという嘘―ドイツ市民はどこまで知っていたのか

ホロコーストを知らなかったという嘘―ドイツ市民はどこまで知っていたのか

★『ホロコーストを知らなかったという嘘−ドイツ市民はどこまで知っていたのか−』(フランク・バヨール、ディータァ・ポール/現代書館/2310円)【→amazon
ある日、突然隣人がいなくなった。戦後、ドイツ人はどんな嘘を必要としたのか?