『歴史序説 1』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

歴史序説 (1) (岩波文庫)

歴史序説 (1) (岩波文庫)

★『歴史序説 1』(イブン=ハルドゥーン/岩波書店/945円)【→amazon
動乱の14世紀北アフリカにあって波瀾の人生を送った著者(1332-1406)は,人間社会や文明の本質をふまえた歴史叙述の必要を痛感し,みずから「文明の学問」を創始した.彼の大著『歴史』のうち,歴史に関する理論的な思想体系を述べた序論と第一部が,『序説』として独立して広く読みつがれてきたのが本書である.
 
江戸の卵は1個400円! モノの値段で知る江戸の暮らし (光文社新書)

江戸の卵は1個400円! モノの値段で知る江戸の暮らし (光文社新書)

★『江戸の卵は1個400円!−モノの値段で知る江戸の暮らし−』(丸田勲/光文社/777円)【→amazon
大河ドラマに映画、時代小説、または落語にいたるまで、主人公が食べている蕎麦は一杯いくらなのか、誰もが憧れた伊勢参りの平均旅費はどのくらいだったのか、頻発する大火による被害損失額はどれほど甚大だったのか―。本書では、町人文化が花開いた文化・文政期(一八〇四~一八二九)に焦点を当て、諸物価を円に換算していく。
 
活劇 日本共産党

活劇 日本共産党

★『活劇日本共産党』(朝倉喬司/毎日新聞社/3150円)【→amazon
刺青をした共産党員・渡辺政之輔、右翼活動家への転向者・田中清玄ら異端の活動家の来歴を辿りながら、日本共産党の知られざる全貌を明らかにする。
 
消えゆく同潤会アパートメント (らんぷの本)

消えゆく同潤会アパートメント (らんぷの本)

★『消えゆく同潤会アパートメント−同潤会が描いた都市の住まい・江戸川アパートメント−』(橋本文隆・内田青蔵・大月敏雄/編 兼平雄樹/写真/河出書房新社/1890円)【→amazon
表参道のシンボル・青山アパートメント、「東洋一」と謳われた江戸川アパートメント…今はもうない同潤会アパートの数々、憧れのモダン・ライフを見に行こう。
 
受験英語と日本人 ――入試問題と参考書からみる英語学習史

受験英語と日本人 ――入試問題と参考書からみる英語学習史

★『受験英語と日本人−入試問題と参考書からみる英語学習史−』(江利川春雄/研究社/2310円)【→amazon
受験英語」を抜きに、英語教育の未来は語れない。英語の入試問題、参考書、受験生をキーワードに、初めて明らかになる日本人の「本音の」英語学習史。予備校や通信教育も視野に入れ、先人たちが開拓した日本人にふさわしい英語学習法の意義を考える。人物誌・図版多数。