『自動車と建築−モータリゼーション時代の環境デザイン−』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

★『自動車と建築−モータリゼーション時代の環境デザイン−』(堀田典裕/河出書房新社/1365円)【→amazon
われわれはフロントガラスの向こう側に、どのような環境を創出してきたのだろうか。自動車の登場によって生み出された建築・都市デザインを問い直す。
 
B‐29恐るべし―WW2航空機の意外な実態 (光人社NF文庫)

B‐29恐るべし―WW2航空機の意外な実態 (光人社NF文庫)

★『B−29恐るべし−WW2航空機の意外な実態−』(飯山幸伸/光人社/620円)【→amazon
太平洋戦争末期に登場した対日戦の要塞B‐29爆撃機―その誕生までの社命を賭けたボーイング社の知られざる道のり、戦略爆撃システム完成の過程、そして、朝鮮戦争での挫折までを描いた重爆撃機マネジメント物語。完成途上での苦悩と予期せぬエンジントラブルなど戦史には載らない事実を詳解する話題の航空読本。
 ★『格好よかった昭和−東京オールウェイズ60’s−』(松本卓/アスキー・メディアワークス/790円)【→amazon
高度成長という時代の風に背中を押されながら、日本のファッションの黎明期を支えた三人の男。アイビーブームを巻き起こした石津謙介。日本人デザイナーが世界で通用することを証明した高田賢三。それに先駆けパリに挑んだ中村乃武夫。彼らの足跡を通じて、日本がもっとも元気だった昭和の風景を活写する。
 
NASAを築いた人と技術―巨大システム開発の技術文化

NASAを築いた人と技術―巨大システム開発の技術文化

★『NASAを築いた人と技術−巨大システム開発の技術文化−』(佐藤靖/東京大学出版会/4410円)【→amazon
米国のアポロ計画無人探査、科学観測、そして日本のロケット開発―その技術コミュニティを解明し、システム工学の射程を問う。
 
江戸落語 誕生と発展 (講談社学術文庫)

江戸落語 誕生と発展 (講談社学術文庫)

★『江戸落語−誕生と発展−』(延広真治/〔著〕/講談社/1050円)【→amazon
鹿野武左衛門、鳥亭焉馬、三笑亭可楽、林屋正蔵…。江戸落語の立役者たち。元禄期に遡る落語は、始祖武左衛門の流罪で途絶。棟梁にして、熱狂的団十郎贔屓の焉馬が、「咄の会」を運営、中興の祖になるのが百年後。机から高座への移行、短い落とし咄の連結、狂歌との関連、寄席の登場、怪談の導入等々、落語形成過程を克明に活写。