『戦前のラジオ放送と松下幸之助−宗教系ラジオ知識人と日本の実業思想を繋ぐもの−』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

戦前のラジオ放送と松下幸之助

戦前のラジオ放送と松下幸之助

★『戦前のラジオ放送と松下幸之助−宗教系ラジオ知識人と日本の実業思想を繋ぐもの−』(坂本慎一/PHP研究所/2310円)【→amazon
松下幸之助という希代の経営者の、思想家・哲学者としての側面が、何に影響をうけ、熟成・確立されていったか、その核心に迫る力作。
 
名前とは何か なぜ羽柴筑前守は筑前と関係がないのか

名前とは何か なぜ羽柴筑前守は筑前と関係がないのか

★『名前とは何かなぜ羽柴筑前守は筑前と関係がないのか』(小谷野敦/青土社/1890円)【→amazon
秀吉が「羽柴筑前守」とされるのはなぜか、西郷隆盛が「隆盛」と呼ばれなかった理由、夫婦別姓問題の本当の論点とは、なぜ匿名は非難されるのか、外国人の名前の秘密…、稀代の論客・小谷野敦が、名前の不思議を徹底探求。
 
レンズが撮らえた幕末の日本

レンズが撮らえた幕末の日本

★『レンズが撮らえた幕末の日本』(岩下哲典 塚越俊志/山川出版社/1680円)【→amazon
国を憂い奔走する武士の姿、生死を賭けて海外へ渡航した人びと、茅葺きの屋根が整然と立ち並ぶ宿場町、様々な職業の人たちで活気に満ちた街道の風景、そして城と城下町、港と船など、さまざまな幕末の情景を貴重な写真で記録した。
 
江戸城―本丸御殿と幕府政治 (中公新書)

江戸城―本丸御殿と幕府政治 (中公新書)

★『江戸城−本丸御殿と幕府政治−』(深井雅海/中央公論新社/798円)【→amazon
松之廊下にはどのような役割があったのか?老中の登城から退出までを追ってみると?「奥」の側用人が「表」の老中より権力をふるえたしくみとは?大名統制において殿中儀礼が持った意味とは?大奥女中にはどのような仕事があったのか?江戸城における政務は、本丸御殿の構造と密接に関係している。部屋の配置とその役割を詳しく紹介し、「表」「奥」「大奥」それぞれで展開した幕府政治のしくみを読み解く。
 
ナショナリズムと想像力

ナショナリズムと想像力

★『ナショナリズムと想像力』(ガヤトリ・C.スピヴァク/青土社/1680円)【→amazon
ポストコロニアリズムフェミニズムの交差点から、国際社会の文化政治学へ理論的に介入し続けるスピヴァク。母国インドの解放・独立に沸く幼年時の高揚した記憶をもとに、難解とされるサバルタン理論構築の源泉と現場をやさしく語る。最良のサバルタン理論入門。