『少年殺人者考』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

少年殺人者考

少年殺人者考

★『少年殺人者考』(井口時男/講談社/2940円)【→amazon
少年たちは、なぜ人を殺したのか?李珍宇、永山則夫酒鬼薔薇聖斗光市母子殺害事件犯…。戦後史に残る少年殺人事件、彼らの残した言葉に迫る傑作論考。
 ★『宮本常一とあるいた昭和の日本 12 関東甲信越 2』( /農山漁村文化協会/2940円)【→amazon
昭和の暮らしと心が、今、甦る。
 
柳宗民の雑草ノオト (ちくま学芸文庫)

柳宗民の雑草ノオト (ちくま学芸文庫)

★『柳宗民の雑草ノオト』(柳宗民/文 三品隆司/画/筑摩書房/1050円)【→amazon
空き地や路傍でよく見かける雑草は、花壇や畑では厄介者。けれども、その可憐な花には四季の風情を感じさせる愛らしさが漂っている。春の悦びを告げるナズナ、初夏に白い花が清々しいドクダミ、万葉の歌人も愛した秋の七草オミナエシ。食べたら美味しいもの、すぐれた薬効を発揮するものもある。本書では、60の草花の特性と来歴を解説。練達の園芸家が庭の片すみで植物を見つめ、そのたくましさと生命の神秘に惜しみない賞賛を捧げる。美しい水彩画もお楽しみあれ。
 
幾何学の不思議:遺跡・芸術・自然に現れたミステリー (アルケミスト双書)

幾何学の不思議:遺跡・芸術・自然に現れたミステリー (アルケミスト双書)

★『幾何学の不思議−遺跡・芸術・自然に現れたミステリー−』(ミランダ・ランディ/創元社/1260円)【→amazon
古代より幾何学的な真理の中には、宇宙の謎を解く鍵と神の啓示が潜んでいると考えられてきた。人々は探求し、そしてその探求の成果を神々への捧げ物である神殿や、神殿を彩る装飾、絵画、都市の設計などに生かしてきた。いつしかその秘儀は忘れ去られたが、ルネサンスなどの節目の時代に驚きとともに再発見されてきた。本書は古代エジプトギリシア、古代イギリス、イスラムなどに例をとり、不思議な幾何学を科学する。
 
進化論の世界:生き物たちの歴史物語 (アルケミスト双書)

進化論の世界:生き物たちの歴史物語 (アルケミスト双書)

★『進化論の世界−生き物たちの歴史物語−』(ジェラード・チェシャー/創元社/1260円)【→amazon
進化論が世にでてから1世紀半がたつ。この間、何十万人もの研究者がさまざまな理論と事実を付け足して、この驚くべき理論を精緻にしていった。「進化論の進化」をコンパクトにまとめたこの入門書では、最近の分子生物学の成果が解明してきた新しい発見にも言及する。現代科学が組みあげた「美しい創造の物語」を博物学者たちの描いた精緻な図版とともに紹介してゆく。生き物すべてが同じ根を持つ仲間であることを確認する1冊。