『フーコー』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

フーコー (ちくま学芸文庫)

フーコー (ちくま学芸文庫)

★『フーコー』(リディア・アリックス・フィリンガム/筑摩書房/1155円)【→amazon
今も広い文脈で読まれている20世紀思想のカリスマ、フーコー。その幅広い仕事と思想にこれ以上なく平明に迫るビジュアルブック。充実の付録資料付。
 
新装版 失われた鉄道を求めて (文春文庫)

新装版 失われた鉄道を求めて (文春文庫)

★『失われた鉄道を求めて 新装版』(宮脇俊三/文藝春秋/580円)【→amazon
無駄のない文体と諧謔の裡に、限りなく深い鉄道への憧憬をにじませた宮脇俊三の紀行文学は、歿後もその輝きを失わない。日本国内のみならず、サイパン、ティニアンなどの廃線跡を探訪した本書は、鉄道考古学という新ジャンルを確立しただけでなく、のちの廃線跡ブームの先駆けともなった記念碑的作品。
 
エリザベート (ビジュアル選書)

エリザベート (ビジュアル選書)

★『エリザベート−美と旅に生きた彷徨の皇妃−』(森実与子/新人物往来社/1890円)【→amazon
ヨーロッパ最高の美姫、苦悩と悲劇の生涯。
 ★『昭和天皇 第2部 英国王室と関東大震災』(福田和也/文藝春秋/700円)【→amazon
「彼の人は、この地において、その人生のなかでもっとも甘美な時の一つをもった」。大正十年、皇太子裕仁は初の欧州外遊で自由の味を知る。しかしその青春は早すぎる終焉を迎えた。帰国後、原敬首相暗殺、関東大震災虎の門事件などが続発し、世情が不穏の相を濃くする中、やがて大正天皇崩御。ついに裕仁の時代が訪れる。
 
中米の初期文明オルメカ (世界の考古学)

中米の初期文明オルメカ (世界の考古学)

★『中米の初期文明オルメカ』(伊藤伸幸/同成社/2625円)【→amazon
最新データが語る考古学の世界!人間活動の痕跡を丹念に追い、人類史の真相を明らかに。平易な語り口と豊富な写真・図版から浮かび上がるメソアメリカ初期文明の様相。