どの業界の人も、その業界の内部事情話ばかりをするという、そんな場所がブログ

記者ブログを始める人、やめる人(←BLOG界の出来事)

 記者ブログを運営する上での難しさがここにある。これまで紙の媒体上で言論活動する場合は、世間一般とは異なる見解を示すほうが評価が高かったりする。独自の視点を主張することに意義があったりするわけだ。
 しかしブログ同士の議論では、世間一般の考えと異なる主張を展開するには徹底的な理論武装とエネルギーが必要になる。そうでなければ、この記者ブロガーのように反論と感情の雪崩現象に押しつぶされてしまうことになる。理論武装とエネルギーが必要なのは一般ブロガーも同じだが、意見を言い放しでも問題の生じなかった環境に慣れきった記者は、特に注意する必要があるのではなかろうか。

世の中の人間がネット(ブログ)に求めていることと、記者がブログでやりたいこととが、少し違うのかも知れない。たとえば俺は記者・ジャーナリストな人のブログに、別に「見解・視点」などはあまり求めてはいないです。求めているのは新聞が報道しない出来事(ニュース)、要するに「情報」でしょうか。ある程度裏(元ネタ)がたどれるようなことに限定はされますが。
まぁ、何をやる(発言する)にしても「理論武装」と「エネルギー」は必要でしょうか。