「もしそれが本当だとしたら」ではじまるテキストは書かない

こちらのテキスト参照。
tonmanaanglerの日記 - 「きっこの日記」とメディアリテラシー

で、よく見かけるのが「これが事実だとしたらとんでもないことだ」というような主張。これは責任回避のための保険ですね。これで「自分は本当だと信じていたわけではない」と言い逃れできると思っているわけですね。でも、「事実が事実でないのかわからないのなら、事実確認することが最優先事項」ですよね(ただし例外もある。それを書くと長くなるので別の機会に)。

自分の過去日記を「本当だとしたら」で検索してみて、そういう文章がなかったので安心。
で、俺が「強度偽装」問題で知りたいことのメモ。
 
1・建築基準法の改正で、橋本内閣時代に積極的に動いた議員・官僚は誰なのか
2・民主党馬渕議員に、総研・四ヶ所猛氏の「メモ」を渡したのは誰なのか(どうやって馬渕議員はそれを入手したのか)
3・自民党が証人喚問を拒否した伊藤公介議員の過去など
4・馬渕議員と大手ゼネコンとの関係(今回の事件を利用して、大手ゼネコンが中小をつぶそうと動いている、みたいな怪情報とか)
 
まだまだありそうだけど、とりあえず。
で、これらのことは、多分公開されている情報で知ることも言及することもできます。別に「事情通」とか「筋」というような、ソースが曖昧すぎる怪情報、という形でなくても。
 
追記。
トラックバックから。
もし事実だとしたら」という文章には気を付けろ(deblog)

結局の所、人は真実よりも噂の方が大好きなのだ。そちらの方が楽しいし、メディアであればカネになる。何十年何百年何千年経ってもこれはかわらないだろう。

それで、こんな人が昔いたことを思い出しました。
Bra-net:サマワで被曝した自衛隊員たち、から

おい、小泉、ネットうよ。
もし、これが本当で、多くの帰還自衛隊員が被曝していたり、子供にその影響が出たとしたら、お前ら、責任取るんだろうな?
飯、食わしていくんだろうな。その前に土下座だが。

Bra-net:「サマワで被曝した自衛隊員たち、から」 コメントへの返答

1 まず、きっこさんの記事、「サマワで被曝した自衛隊員たち」であるが、おれはこの記事の信憑性について肯定も否定もしていない。出所がひとつの情報だけで「事実である」と判断するのは早計であるし、この記事の内容を事実だとは書いていない。

おまけ。
劣化ウラン 本当だとしたら - Google 検索
 
この、強度偽装事件についても、一段落したら「私は『もしそれが本当だとしたら』とは書いたが、それが事実であるとは書いていない」と言いわけしそうな人が、「きっこのブログ」に言及している人たちからたくさん出て来そうですね。