『時をかける少女』というドラえもんの新作アニメを見てきたわけですが

正式タイトルは『のび太の時をかける少年』。いや嘘ですが。(見出しは演出です)
ぼくの感想を見てから映画を見ると、主人公がのび太に見えるという魔法をかけておこう。
タイムリープ能力を、あんなことやこんなことにしか使わないのとかも、まるでのび太
カッコいいドラえもん」と「きれいなジャイアン」も出てくるわけで(少しネタばれ?)。
途中まではいい感じなんですが、だんだんすごくなって、「だから言っただろうのび太くん! 過去を変えても今がよくなるとは限らないんだよ!」とドラにお説教される。
これが藤子不二雄A先生の世界だったらもっと大変なことになっていたと思う。
でも、恋愛と泣かせの要素もあって、けっこういい感じでした。あの人に次に会うのは20年後なんだろうか。
「最後の(?)午後4時」のアクション・サスペンス演出は、カット割の参考(分析)にちょっとしてみたいので、絵コンテ欲しいと思った。そこまで思わせたアニメってこれがはじめてかも。
しかし、上野の国立博物館まで自転車で行ける距離のところにある高校ってどこだろう。
都立上野高校あたり? 偏差値それなりに高いよ? 高すぎはしないけど。河原ないし。→東京都立上野高等学校
住んでるところは谷中のイメージではありますが。ていうか、夕日の向きを考えると多摩川じゃなくて荒川っぽい。
ロケ地はこちら参照→時を駆け巡る少女
そもそもなんで叔母さんは学芸員に。美術とか好きだった設定あったかなぁ。ていうか姉さんいたっけ。
修復している絵(白桃二椿図だっけ)のモデルは不明。
腐萌えの人は、この映画でスイッチ入ってしまうのか。よくわからないです。
出版社勤務のお父さんは、普通家に本もっとたくさんあると思う(筒井康隆の本も、きっとね!)。
ところで、ぼくの高校生だったころの青空は、この映画よりもきれいだったような気がする。多分幻想。実生活とか精神世界はこの映画よりも暗かったことは事実だ。
ちなみに映画館はナードな人たちで一杯でした。高校生カップルなんていなかったよ。中高年も少しいたかな。この客層は『電車男』とはかなり違うので、あまりヒットしないかもしれない。悲しい。でも名作なので、ぼくのブログを読んでいる人はぜひ劇場で見てみてください。
7月13日は、以後「時かけの日」になりそうだ。
【以下ちょっとネタバレ:未見の人は読まないように】
あの未来人くんは「日本の野球を見に来た」という設定かと思ったんだけど、違うんだろうか。美術つながりだと、それに言及したシーンとかがなさすぎて唐突なんだよな。キャッチボールが楽しかったので、夏までいることにした(ナイターを見るまで)、で、特に構成上の問題はないような気がする。美術つながりだったら、真琴が絵とか好きでもいいんだろうし。3人がどうやって知り合ったか、ってのには興味を持った(過去のエピソードに関するシーンが、カットとして少しだけ入っているだけに、よけいに)。高校に入ってからの関係なんでしょうね。
それから、「未来で会おう」はドラえもんのセリフでやっぱ全然問題ないよ!
多分津田功介は超能力者。で、女性の誰かが宇宙人(←それは違う話です)。
【以上ネタバレ終わり】