『日本沈没』の田所博士が「カンニング」の竹山だったらと夢想する

閣僚会議で大暴れ。
「いいか、日本はいっきかせい(漢字でしゃべれない)に沈没するんだ! 本当だぞ! 俺の話を聞け!」
盛り上がります。蹴飛ばしたり壊したりするのもうまくできると思う。
その場合は、文部科学大臣清水ミチコでいい。総理大臣は加藤茶だ。お笑い日本沈没
しかし、見る前は「クサナギ君が頑張って本当に日本を○○から○○、みたいな話だったら面白いのにな」と思っていたら、本当にそうだったので驚いた。面白すぎです。
陸海空自衛隊のメカとかいろいろ出まくって、とても楽しい。
話の内容と出来は「普通」。いや本当に普通です。「こんなのどうせTVでやるだろうから」と思っている人は別に見なくてもいいけど、大画面で見ておかないと損する映画かも知れず。こんなにつまらなくない映画だとは思わなかったので少し得をした気分。
分かりやすい死亡フラグ立ちまくりなのも、ある種笑いどころ。
死亡フラグとは - はてな
とりあえず、「家族の写真を見ながら何か言う」とか「道で困っている人に親切にしてやる脇役」とか。
韓国・中国からオファーが来ているという話なんだけど、どうなんだろうな。
韓国ヴァージョンは、クサナギを在日という設定にすると割と簡単にできると思う。実家の設定は少し変えないとダメか。
アメリカ・ヴァージョンはラストを当然、もう少しハッピーエンドに変える。
この映画、阿蘇山が5月15日に噴火してから(出て来た新聞に書いてありました)、ツバメが日本に飛んで来る季節までの話なんですな。約1〜2か月ぐらい? 虫の声も鳴いてたみたいなんですが。
ツバメかんさつ全国ネットワーク2006
しかしこの映画もオタク臭・アキバ臭がない映画だなぁ。オタクは何か、全員死ぬほうの半分に入っているのか。ネットでデマ流す奴とか、それ読んで虐殺する奴とか絶対、この状況では出ると思う。本当に、沈んでいく日本列島の中の人間、ていねいに描いていたら1年分のTVドラマになっちゃうので、そんなのはこの映画の中ではどんどん省いています。だが、それがいい