『ケータイ小説がウケる理由』『銀文字聖書の謎』『小松左京自伝 実存を求めて』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年2月あたり)。

ケータイ小説がウケる理由 (マイコミ新書)

ケータイ小説がウケる理由 (マイコミ新書)

★『ケータイ小説がウケる理由』(吉田悟美一/著/毎日コミュニケーションズ/819円)【→amazon
モバイル・コンテンツ市場、一兆円突破。その原動力、「ケータイ小説」の秘密がわかる。長年モバイル・ビジネスの発展にかかわり、ケータイ小説の一読者でもある著者が、ケータイ小説の読者、ケータイ小説家、ケータイ小説の仕掛け人たちと、ケータイ小説にかかわる人たちへの幅広い取材と、筆者自身の経験を元に、ケータイ小説が若者にウケる理由を総合的に分析し、モバイル・ビジネスにおける成功の手がかりを探る。
銀文字聖書の謎 (新潮選書)

銀文字聖書の謎 (新潮選書)

★『銀文字聖書の謎』(小塩節/著/新潮社/1,260円)【→amazon
4世紀、ドナウ河のほとり。ゴート人・ウルフィラは独力で聖書の翻訳に立ち向かう。「神」はグス、「父」はアッタ…。迫害、戦乱、民族大移動の荒波に耐え、40年の歳月を経て、史上初のゲルマン語訳聖書が誕生した。その写本「銀文字聖書」は6世紀の製作。数奇な運命を辿って1500年を生き抜いた唯一の写本を読み解きながら、ヨーロッパの多様と普遍を探る。
小松左京自伝―実存を求めて

小松左京自伝―実存を求めて

★『小松左京自伝 実存を求めて』(小松左京/著/日本経済新聞出版社/2,625円)【→amazon
1973年に発表した『日本沈没』が大ベストセラーとなり、2006年にはリメイク映画も公開され話題を呼んだ、日本SF界の巨匠・小松左京。その原点とも言える、戦後の焼け跡から始まった青春時代、文学との出会い、SF作家の道を歩むに至った契機とは、どのようなものだったのか?また、今なお輝き続ける膨大な作品群を生み出した執筆の舞台裏では、どのような着想や人々との出会いがあったのか?文学の枠を超え、宇宙とは、生命とは、そして人間とは何かを問い続ける作家の波瀾万丈の人生と創作秘話。