世界最長の小説『ニカーズ』に怒れ

↓以下のテキストから
栗本薫の大河小説「グイン・サーガ」が100巻達成(←サイコドクターぶらり旅)
で、こんな話。

1人の作家による世界最長の小説の栄誉は揺るぎないと思いこんでいたら、いまだに「ギネス世界記録」に認められていないと聞き、驚いてしまった。
同記録の「最も長い小説(ノベル)」の座は、2004年版まで960万9000文字のM・プルースト失われた時を求めて』(フランス)が、2005年版からは1415万6074文字のS・ロバーツ『ニカーズ』(イギリス)が占めている。

だそうな。
プルーストに代わって最も長い小説の座についたというS・ロバーツ『ニカーズ』(2003)については、著者もタイトルもまったく知らなかったのでちょっと調べてみた。

 いろいろ調べた結果、ついに"Knickers"のサイトを発見。ここでは、書影(おそろしくおざなりな装丁である)と、そしてなんと小説全文のPDFファイル(1.75MB)が入手可能。

さらに、"Knickers"のPDFファイルをぱらぱらとめくってみると、52ページ以降には……。
いやはや。
なんとも。
こんな作品がギネスに認定されて、「グイン・サーガ」が認定されないことには、さすがに義憤を感じるよ。

↓ということで、『ニカーズ』のpdfファイルはこちら。
"Knickers"のPDFファイル
ちなみに全2078ページの2069ページまでが…です。
俺は別にグイン・サーガにそんなに思い入れとかはないんですが、さすがにこれはちょっとひどいのでは、と。