ベストセラーの「寄贈」をお願いする図書館ってけっこうあるんだろうか
こんなのがあった。
→萩市立図書館−寄贈のお願い−
ベストセラーの本のご寄贈を歓迎しております。ご不要になった場合は、ぜひお早めにご寄贈をお願いいたします。
冊数が多いなど、図書館まで運搬することが困難な場合は、図書館までお知らせください。ご相談に応じます。
予約が集中してる本・ベストセラーの本のご寄贈を歓迎しております。お読みになりまして、ご不要になった場合はぜひ図書館へご寄贈をお願いします。
ほかにもいろいろ。
→図書館 寄贈のお願い ベストセラー - Google 検索
この手があったか、と思った。
市民図書館レベルの図書館って、その手の「一時的に読みたい人が集中してしまう本」に関しては扱いが面倒だったわけですね。リクエストにいくら応えようとしてもなかなか追いつかない状況と、ブームが終わったら複数の本が無駄に残ってしまう(結果的に処分しなければならない)という後始末、さらに「そういった本でも、リクエストがある以上応じないわけにはいかない」ということで生じる予算の偏り、つまり「ベストセラー本の購入費が、他の図書の購入費を圧迫する」といった問題が、図書館側としては少し解決する、というわけで。
ベストセラー本を買ったあとの始末に困る人、ベストセラー本を図書館で借りて読みたい人にとってもメリットあると思う。
出版社は…どうなんだろうな。まぁ、個人だろうと図書館だろうと、買われる冊数には変わりが生じるわけではないので関係ないか。図書館が購入メインの、小部数で単価の高い本などを出している出版社にはメリットありますかね。
(2006年9月2日記述)